ツール紹介
デジコン編集部 2026.2.3

日鉄物流と積木製作、「パワハラ対策」までできるVR安全教育を共同開発。適切な指導を仮想体験

CONTENTS
  1. 「危険予知」と「パワハラ対策」の2本柱
    1. KYトレーニングVR(危険予知)
    2. ハラスメント対策VR
  2. 「言わなきゃ事故、言えばパワハラ」のジレンマを解消
日鉄物流と積木製作は2026年1月、現場の安全文化醸成を目的としたVRコンテンツ「KYトレーニングVR」および「ハラスメント対策VR」を共同開発し、提供を開始したと発表した。


ヒューマンエラー防止のための危険予知訓練だけでなく、現場での「指導」がパワハラと受け取られないためのコミュニケーション訓練までをVRでカバーする画期的な取り組みだ。

「危険予知」と「パワハラ対策」の2本柱


今回開発されたコンテンツは以下の2種類である。

KYトレーニングVR(危険予知)


鋼管の玉掛けや車両荷台上での作業をVR空間で再現。作業手順の確認や指差呼称を実践し、もし危険箇所の指摘が漏れれば「被災体験」が発生する。


これにより、身体的にリスクを記憶させ、安全行動の定着を図る。

ハラスメント対策VR


上司と部下の両方の視点を体験できるシナリオを採用。


  • 部下視点: 理不尽な叱責や罵倒を受ける体験を通じ、パワハラの心理的影響を知る。
  • 上司視点: 必要な指導を行わなかった場合のリスク(事故など)を体験し、「適切な指導」と「パワハラ」の境界線を学ぶ。

「言わなきゃ事故、言えばパワハラ」のジレンマを解消


現場では、安全のために厳しい指導が必要な場面があるが、その伝え方次第ではパワハラと捉えられ、現場の空気が悪化したり、萎縮して報告が遅れたりするリスクがある。

座学だけでは伝わりにくい「指導の緊急性」や「放置した際のリスク」をVRで擬似体験することで、建設的で適切なコミュニケーションスキルの習得を目指す。

積木製作は今後、この指導ノウハウを他業種の現場にも展開していく方針だ。






印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木のICT活用など、
デジコンからの最新情報をメールでお届けします

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。