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デジコン編集部 2025.12.9

2次元図面のズレを自動検出する「整合ナビ」を12月リリース。手作業による照査時間を削減。キーノスロジック社

キーノスロジックは12月5日、土木CADシステム「J-CIVIL」の新機能として、2次元図面の不整合を自動で検出する「整合ナビ」を発表した。

正式リリースは12月10日を予定しており、同日より東京ビッグサイトで開催される「JAPAN BUILD TOKYO 2025」にて初公開およびデモ体験が行われる。

平面図と横断図のズレを自動チェックし手戻りを防止


建設・土木現場では、平面図、縦断図、横断図といった複数の図面間で整合性が取れていないことが施工段階で発覚し、手戻りや追加費用が発生するケースが少なくない。

従来の照査作業は、膨大な図面を目視で確認する必要があり、担当者の経験や集中力に依存していたため、見落としのリスクや時間的な負担が課題となっていた。

(平面図上に横断線を重ねて表示)

今回開発された「整合ナビ」は、異なる図面間の座標、寸法、高さ情報を比較し、不整合がある箇所を自動的にハイライト表示する機能を備えている。

平面図上に横断線を重ねて表示したり、関連する複数の図面を1画面で並べて確認したりできるため、紙図面を広げて照らし合わせる手間が不要となる。

(平面図・縦断図・横断図を1画面で表示)

(図面から任意の情報をクリックで取得)

また、計算書などの資料がない場合でも、図面上の文字をクリックするだけで情報を取得できる機能や、照査箇所を保存・共有する機能も搭載しており、作業者の交代による確認漏れも防ぐことができる。

キーノスロジックは、30年以上にわたり測量CADソフトを開発してきた実績を活かし、現場監督や設計担当者の「図面照査に時間がかかる」というリアルな悩みを解決するために本機能を開発した。



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