ライカジオシステムズ、道路の埋設インフラ設備探査に最適。地中レーダー（GPR）「Stream UP」の販売開始

ライカジオシステムズは、HexagonグループIDS GeoRadar社の地中レーダー（GPR）である「Stream UP」の販売を国内で開始した。

このGPRシステムは、マルチチャンネル、マルチ周波数、二重偏波、軽量のGPRシステムで、広域の埋設インフラ設備探査に特化し、マッピングプロセス全体（データ取得前、取得中、取得後）を容易にする。


Stream UPは、現場での組み立てが簡単で、組み立ては2人でわずか15分程度で行える。車両への取り付けは、Stream UPをヒッチボールに吊り下げるように取り付けるため地面との接触がまったくない。

測定時の路面の凹凸に対するアンテナの衝突を保護する衝突防止機構も備えている。

システムは、新しいコントロールユニットeDAD-Sにより、最大時速150kmの捕捉速度（推奨捕捉速度は時速60km）と、これまで以上に高いデータ品質を実現。


GNSS、APS（GNSS＋INS）の測位情報を使用して、スキャンエリアをデータ取得ソフトウェアuMapの地図上にリアルタイムに表示する。

アンテナは、垂直600MHzの2chアレイモジュールを5つ、垂直200MHzの送受信2対アレイモジュールを5つ搭載している。

システムにヘルスチェック機能があり、万が一アンテナモジュールに不具合が起こった場合は、不具合のモジュールを外して使用することもできる。

Stream UP は車両の指定部品扱いになるため、ナンバープレートや灯火器がStream UPで隠れないようにするだけで、車両の構造変更などは不要だ。