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デジコン編集部 2023.5.2

オートデスク、「AutoCAD 2024」を発売!機械学習を導入。2D / 3D設計作業を効率化

オートデスクが、CAD ソフトウェア製品の新バージョンである「Autodesk® AutoCAD® 2024」、「Autodesk® AutoCAD Plus 2024」、「Autodesk® AutoCAD Web」、「Autodesk® AutoCAD® 2024 for Mac®(※1)」の販売を開始した。

AutoCAD 2024 の製品群は、AutoCAD、AutoCAD Plus、AutoCAD for Mac、 AutoCAD Web。

AutoCAD 2024 


AutoCAD Plus 2024 に含まれる AutoCAD では、「アクティビティ インサイト」や「スマートブロック」機能など、より生産性を高める新機能が追加された。

また、機械学習技術を用いた「マークアップ読み込み」や「マークアップ アシスト」機能も強化。

これらの新機能と機械学習技術によって、チームは洞察を引き出したり、設計ワークフローの自動化を促進できる。

アクティビティ インサイト


コラボレーションによる AutoCAD のワークフローにおける情報ギャップを解消し、プロジェクトのライフサイクル全体を通じて、常に必要なデータに接続できるように。

アクティビティ インサイトによって、図面ファイルに対するイベントを常に把握でき、プロジェクトライフサイクル全体を通じて、DWG ファイルにおける複数のユーザーアクティビティの詳細にアクセスできるため、ローカルや LAN、クラウドサーバー上に保管される図面ファイルの利便性が高まる。




スマートブロック置換


機械学習に基づく提案や最近使用したブロック、手動による代替ブロックの選択によって、必要なブロックを素早く見つけて一つまたは複数のブロックを置き換え。

この自動化機能によって、これまで手作業でブロックを探してインスタンスごとに置換えを行っていた時間を節約できるように。




スマートブロック配置


DWG ファイル内のブロック配置の状況を学習し、次のブロックの挿入時に配置位置を提案。回転角度や尺度も調整するため、クリック数を減らし、作業工程における時間を節約する。



マークアップ読み込みとマークアップ アシスト機能の強化


拡張された機械学習機能や基本的なエクスペリエンスの改善を通じて、クロスプラットフォームのマークアップワークフローを加速することにより、デスクトップ、ウェブ、モバイルデバイス間で図面を安全に共有し、確実に注記を設定できるように。



マークアップ読込みは、PDF や出力した紙図面からフィードバックを読み込んで、変更を自動的に図面に反映。

強化されたマークアップ アシストでは、既存の図面のテキストを更新し、対処済みのマークアップはフェード表示に。

Web版AutoCAD


AutoLISPも備える。AutoLISPを利用してカスタマイズすることで、一連のコマンドをWeb版 AutoCAD上で自動化。

ローカルファイルへのアクセスやローカルドライブ、LANに保存した自分のDWGファイルにもアクセス。

さらに、リボンを作図領域の上部にドッキング表示したり、PDFへの一括パブリッシュ、マルチテキストの文字スタイル/文字高さ/書式の変更、モバイル版AutoCADで外部参照で図面を開いたりといったことにも対応する。

AutoCAD 2024 for Mac


AutoCAD 2024 for Macでは、AppleのM1、M2チップのMシリーズのチップとIntelの両方のシリコンアーキテクチャで、ネイティブに動作対応。Apple シリコンのサポートにより、全体的なパフォーマンスが 2023 バージョンと比較して最大2倍向上している。


参考・画像元:オートデスクプレスリリース
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デジコン編集部

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