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デジコン編集部 2022.8.25

3次元ビジュアライゼーションソフト「TerraExplorer」の日本語版を販売開始、パスコ

空間情報(GIS/航空測量)の総合企業である「パスコ」は、アメリカに本社を構えるSkyline Software Systems(以下、スカイライン)社が開発した3次元ビジュアライゼーションソフトウェア「TerraExplorer(テラエクスプローラー)」の日本語版を2022年8月より提供を開始した。

「TerraExplorer」は、広域な地形から建築物の屋内まで大容量の3次元データを高速かつシームレスに表現でき、広域で大容量な航空写真や点群、3次元地形モデル、CADデータなど、さまざまな分野の空間情報の重ね合わせ表示が可能で、快適な操作が行える。

さらに計測・解析ツールを利用した空間解析も行えるだけでなく、大容量なデータの快適な操作に応じ、関係者間での合意形成や迅速な意思決定にも有効。加えて、デジタルツインによる仮想空間でのシミュレーションや解析が行えるため、建築業界のみならず多様な業種で使える。


なお、パスコでは、「TerraExplorer Plus(テラエクスプローラー・プラス)」「TerraExplorer Pro(テラエクスプローラー・プロ)」「TerraExplorer Viewer(テラエクスプローラー・ビュワー)」の3種を用意している。

TerraExplorer Plusは、3次元データの閲覧・編集ソフトで、最適経路解析や標高差分解析などに対し高度な描画・解析機能を搭載している他、シェイプといったGISデータのポイント・ライン・ポリゴンや属性情報の編集が行える。


また、画像と点群データの一部については、高速表示を実現する専用フォーマットへの変換機能を持ち、簡易なアニメーションを作れ、多数のモデルやエフェクト機能を備えているため、天候変化や日照状況、火災、洪水などのシミュレーションに対応する。

TerraExplorer Proは、3次元モデルを高速表示する専用フォーマットへ変換する機能と閲覧用データセット作成機能を有し、クラウドへのデータアップロード機能も持つ。

TerraExplorer Viewerは、TerraExplorer Plus とProで作成したデータを閲覧するための無償ビュワーで、距離と面積の計測、断面表示や体積計算などの基本的な解析に応じ、3次元空間情報などの納品時に同梱するビュワーとして使える。


参考・画像:パスコ 


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デジコン編集部

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