ニュース
デジコン編集部 2021.11.26

測量機と連携。自動墨出しロボット「SumiROBO」発売。ー 日立チャネルソリューションズ

日立チャネルソリューションズ株式会社は、建設現場での設備工事等における床面への位置出し作業を省力化する自動墨出しロボットシステム「SumiROBO」の提供を開始した。

研究開発や自社利用以外で墨出し作業を自動化するロボットの商用化としては国内初となる。 「第1回建設DX展 東京展」(12月6日~8日)でも出展予定だという。

日立チャネルソリューションズは、長年培ったセンシング技術やメカトロ技術を建設現場における自動化に応用し「SumiROBO」を開発。

本製品は、測量機と連携して高い精度の墨出しを実現するとともに、特別な知識が不要な簡単操作と、各種センサーによる安全性を兼ね備えた建設業向け位置出し作業ロボットシステムとなっている。


今春プロトタイプを開発して以降、オフィスビル、商業施設、学校、研究所、工場、倉庫、店舗など多様な条件下の建設現場、数十カ所で試行を重ねてきた。それにより、さまざまなノウハウを獲得し、簡単に利用できる運用手順や基本的なサポート内容を構築。今回の商用化に至ったという。

今後は、設計データと現場の状況から経路生成し自律走行と位置情報の高精度化など、データを活用したソリューションの強化にも取り組む方針だ。

墨出しロボットシステムの特長


1.ヒューマンエラーのない高精度墨出し

墨出しロボットシステムに指示を入れるだけで図面に基づいた墨出しポイントに、位置・文字・マーク等の情報を正確に印字することが可能。
測量機と連携した自動での高精度な位置決め作業により、計測ミスなどを防ぐ。

https://www.hitachi-ch.co.jp/products/robotics/001/index.htmlより


2.省力化を実現する連続自動運転

タブレットから墨出し作業範囲やロボットの進入禁止範囲を指定することが可能。
障害物を検知時は、回避ルートを自動探索して作業継続を行う機能を備えている。


3.導入を容易化するスキルフリーな運用

測量機の操作はタブレットから容易に行えるため、作業者に測量機の専門知識が無くても設定でき、墨出し経験が無い方でも利用可能。墨出しデータの作成は、ツールによりCADデータ(DXF形式)から自動変換することができる。
https://www.hitachi-ch.co.jp/products/robotics/001/index.html より





参考:日立チャネルソリューションズプレスリリースより


印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木の未来を
ICTで変えるメディア

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。