ニュース
デジコン編集部 2021.6.3

物流向けソリューション企業、建設現場向けトラック受付/予約システム「トラック簿for建設現場」の提供を開始

日本GLP株式会社のグループ企業であり、ロジスティクス・エコシステム*1を推進する株式会社モノフルは、従来からサービス提供を実施している物流倉庫に向けたトラック受付/予約サービス「トラック簿」をベースに、同様の課題に悩む建設現場向けにカスタマイズした、「トラック簿for建設現場」の提供開始した。

建設現場では、時間帯により、搬入出トラックが入場ゲートに集中してしまい、渋滞が発生し、近隣住民からのクレームにつながってしまうことがある。また、現場担当者と出荷元/運送会社との頻繁に発生する搬入出調整による、電話やFAXでのやりとりに多大な時間を要している。加えて、ドライバーからの到着連絡や、ドライバーへの待機状況確認、入場案内の電話も頻繁に発生していることなど、さまざまな課題が存在している。

今回提供が開始された「トラック簿for建設現場」は、予約機能を用いたトラック到着時間の分散や計画的な庫内準備による⻑時間待機の解消に加え、リアルタイムでのバース状況の可視化、SMS/LINEを使った「かんたん呼び出し」による倉庫担当者の作業負担の軽減、データの蓄積・分析による 業務効率の改善により物流施設や工場などにおけるトラックの⻑時間待機問題を解消するトラック受付/予約サービス。

また以下、「トラック簿for建設現場」の特徴だ。

1. カレンダー上で受付/予約状況や各ゲートの状況が簡単に把握
2. 現場付近に到着次第、ドライバーはスマホアプリで遠隔から到着連絡が可能
3. ボタン一つでドライバーを指定のゲートに呼び出し可能
4. 現場での車両待機時間や作業時間を自動でグラフ化
5. 出荷元/運送会社からの車両/ドライバー情報などの入力が可能
6. クレーン利用における空白の時間を削減し、効率的な利用を実現


某建設会社ではこれまで、出荷元/運送会社との搬入調整に多大な時間を要してしまう点や、限られた入場台数の調整で車両(ドライバー)とその都度、電話連絡することが多く、効率が悪かった。


しかし、「トラック簿for建設現場」導入後、出荷元/運送会社と予約機能を共有してドライバー情報などの入力してもらうことで作業時間が軽減。 見える化により、当日の状況を関係者が把握でき、確認連絡も大幅に削減され、ドライバーのストレスも緩和することができたと感じているという。 



印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木の未来を
ICTで変えるメディア

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。