行政・政策
デジコン編集部 2024.10.7

国交省、都市デジタルツイン実装に向けた意見募集を開始。Project PLATEAUの次なるステージへ

国土交通省は、都市デジタルツインの実現を目指すProject PLATEAUの2025年度事業に向けた情報提供依頼(RFI#2)を実施すると発表した。

この取り組みは、3D都市モデルの実用化と「PLATEAUエコシステム」の構築を加速させることを目的としている。

プロトタイプから実装へ


Project PLATEAUは2020年の立ち上げ以来、3D都市モデルの可能性を示すことに注力してきた。

しかし、その潜在力が明らかになりつつある現在、プロジェクトは新たなフェーズに突入しようとしている。

国土交通省の担当者は、「これまでのプロトタイピングフェーズから、実際に『役立つ』具体的なサービスを実装するフェーズへと移行する時期に来ている」と説明する。

2025年度に向けて、国、地方自治体、民間企業、研究機関など多様なプレイヤーが主体的に取り組みを進める「PLATEAUエコシステム」の本格構築を目指すという。

29の募集テーマに意見を求む


今回のRFI#2では、先に実施されたRFI#1で寄せられたアイディアを基に作成された29の募集テーマについて、さらなる意見を求めている。

特に、各テーマの「施策」「スコープ」「フィジビリティ」などの観点からの意見が求められている。


募集期間は2024年10月4日から11月1日までとなっている。

国土交通省は、「寄せられた意見は、来年度の事業テーマ選定の参考にする」としながらも、「RFIで示されたテーマが必ず採用されるわけではなく、逆に示されていないテーマが採用される可能性もある」と注意を促している。

建設・都市計画業界では、このProject PLATEAUの進展が、都市のデジタル化と効率的な管理に大きな影響を与えると期待されている。今後、寄せられる意見と、それに基づく事業展開が注目される。


参考・画像元:国土交通省プレスリリースより
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デジコン編集部

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