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デジコン編集部 2026.7.15

水中で「今どこにいるか」を音響で測る。仙台のチック社が米Cerulean Sonar製USBL・DVLの取扱を開始し水中ドローンへの組み込みまで一括支援

CONTENTS
  1. GNSSが届かない水中で音響測位・対地速度計測。港湾・ダム・漁場調査で「撮影データと位置情報を紐づける」ニーズに対応
  2. ROVL Mark V・Omnitrack・Tracker 650の3製品。日本原子力研究開発機構の試験用プールで実機検証済み
チック(宮城県仙台市)は、米Cerulean Sonar社製の水中測位システム(USBL「ROVL Mark V」「Omnitrack」、DVL「Tracker 650」)の取り扱いを開始した。

すでに取り扱う同社製イメージングソナー「Omniscan 450」・マルチビーム測深機「Surveyor 240-16」とあわせ、水中ドローン「BlueROV2」・水上ドローン「BlueBoat」への機器の組み込み・設定・カスタマイズ、操作講習、導入後の修理・メンテナンスまで一括で提供する体制を整えた。

GNSSが届かない水中で音響測位・対地速度計測。港湾・ダム・漁場調査で「撮影データと位置情報を紐づける」ニーズに対応


水中ではGNSS(GPS等)の電波が届かないため、水中ドローン(ROV)の位置把握には音響を用いた測位装置(USBL)や機体の対地速度を計測するDVL(ドップラー速度ログ)といった専用機器が用いられる。

港湾・ダム・漁場などの水中調査点検では、撮影・計測したデータを位置情報と併せて記録・整理することが求められる場面が多い。

しかしこれらの機器の導入には、機器の選定・機体への搭載・ネットワーク・ソフトウェアの設定・操作の習熟をそれぞれ行う必要があり、専門知識のハードルが高かった。

チックは機器の販売に加えて組み込み・設定・講習・保守までを一括で提供することで、導入から運用開始までを支援する。

ROVL Mark V・Omnitrack・Tracker 650の3製品。日本原子力研究開発機構の試験用プールで実機検証済み


今回取扱を開始した3製品はそれぞれ役割が異なる。

「ROVL Mark V」は機体イーサネット経由の時刻同期で更新レート1〜5Hzを実現する音響測位USBLで、BlueOS搭載機と互換性がある。


(ROVL Mark V)

「Omnitrack」はROV位置を地球座標で取得するリングブイ型水上モジュールで、デュアルGNSSにより方位取得時の磁気干渉を回避、最大深度300m・最大通信距離300mに対応する。


(Omnitrack)

「Tracker 650」は位置保持(ポジションホールド)や位置追跡に必要な速度情報を機体制御システムへ提供するDVLだ。

(Tracker 650)

チックは日本原子力研究開発機構(JAEA)楢葉遠隔技術開発センターの試験用プールで実機検証を実施し、音響の反射が生じやすいプール環境でも大きな乱れなく安定した位置表示が得られることを確認している。






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