大林組とAGCは、大林組が請け負う解体工事で発生する廃棄窓ガラスを、建築用フロート板ガラスの製造原料の一部として使用し、建築用途で循環利用する水平リサイクルのフローを構築したと発表した。
解体現場由来の廃棄窓ガラスを原料の一部に使い、フロート法で板ガラスを製造する事例は、国内初だという。
2050年のカーボンニュートラル実現に向け、建設業界では、建物のライフサイクル全体で発生するCO2の削減が課題となっている。
なかでも、設計・施工段階で発生するアップフロントカーボンは建設会社による削減余地が大きく、リユースやリサイクル建材の採用といった資源循環の取り組みが重要視されている。
もっとも、従来のガラスリサイクルでは、廃棄ガラスを型板ガラスや網入りガラスへ再生するにとどまっていた。

これに対し今回のフローでは、廃棄窓ガラスを、汎用性の高い透明なフロート板ガラスの原料の一部として活用する。
これにより、建築用板ガラス全体への展開が可能となり、ガラスリサイクルのさらなる拡大・高度化が期待できる。
本フローの適用第一弾となるのが、三菱UFJ銀行本館の解体工事(東京都千代田区)である。
ここで発生した廃棄窓ガラスを回収し、中間処理工程を経てカレット(再生原料)へ加工したうえで、AGC鹿島工場へ搬入する。

鹿島工場では、高い原料品質が求められるフロート法により、このカレットを原料の一部として使用し、透明なフロート板ガラスを製造する。
製造された板ガラスは建築用途に活用され、その一環として、大林組が施工する建設現場での利用も予定されている。
大林組が解体現場からの廃棄窓ガラスの回収などを担い、AGCが回収から中間処理、カレット供給までの仕組みづくりと品質確保・安定供給を担当する。
これに、2030年10月の「MUFG本館」竣工に向けて解体・新築を進める三菱UFJ銀行が賛同し、廃棄窓ガラスを提供する形で加わった。
床面積約12万m²の同解体工事では、149トンの廃棄窓ガラスをリサイクルし、そのうち81トンを板ガラスへ水平リサイクル。これにより、49トンのCO2排出削減効果を見込む。
大林組とAGCは今後、今回構築したフローを継続的に運用し、適用範囲の拡大を目指す。
3社は、三菱UFJ銀行本館の解体工事を通じて資源循環の高度化と脱炭素社会の実現に貢献するとともに、建設資材の循環利用をさらに推進していくとしている。
解体現場由来の廃棄窓ガラスを原料の一部に使い、フロート法で板ガラスを製造する事例は、国内初だという。
「型板ガラス止まり」だったリサイクルを、汎用の透明ガラスへ
2050年のカーボンニュートラル実現に向け、建設業界では、建物のライフサイクル全体で発生するCO2の削減が課題となっている。
なかでも、設計・施工段階で発生するアップフロントカーボンは建設会社による削減余地が大きく、リユースやリサイクル建材の採用といった資源循環の取り組みが重要視されている。
もっとも、従来のガラスリサイクルでは、廃棄ガラスを型板ガラスや網入りガラスへ再生するにとどまっていた。

これに対し今回のフローでは、廃棄窓ガラスを、汎用性の高い透明なフロート板ガラスの原料の一部として活用する。
これにより、建築用板ガラス全体への展開が可能となり、ガラスリサイクルのさらなる拡大・高度化が期待できる。
回収からカレット化、鹿島工場での製造まで。三菱UFJ銀行本館解体で第一弾
本フローの適用第一弾となるのが、三菱UFJ銀行本館の解体工事(東京都千代田区)である。
ここで発生した廃棄窓ガラスを回収し、中間処理工程を経てカレット(再生原料)へ加工したうえで、AGC鹿島工場へ搬入する。

鹿島工場では、高い原料品質が求められるフロート法により、このカレットを原料の一部として使用し、透明なフロート板ガラスを製造する。
製造された板ガラスは建築用途に活用され、その一環として、大林組が施工する建設現場での利用も予定されている。
大林組が解体現場からの廃棄窓ガラスの回収などを担い、AGCが回収から中間処理、カレット供給までの仕組みづくりと品質確保・安定供給を担当する。
これに、2030年10月の「MUFG本館」竣工に向けて解体・新築を進める三菱UFJ銀行が賛同し、廃棄窓ガラスを提供する形で加わった。
床面積約12万m²の同解体工事では、149トンの廃棄窓ガラスをリサイクルし、そのうち81トンを板ガラスへ水平リサイクル。これにより、49トンのCO2排出削減効果を見込む。
フローの継続運用で適用拡大へ。建設資材の循環利用を推進
大林組とAGCは今後、今回構築したフローを継続的に運用し、適用範囲の拡大を目指す。
3社は、三菱UFJ銀行本館の解体工事を通じて資源循環の高度化と脱炭素社会の実現に貢献するとともに、建設資材の循環利用をさらに推進していくとしている。
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