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デジコン編集部 2024.4.2

ニコン・トリンブル、日常使いの3Dモデリングソフト「SketchUp」の販売を開始

ニコン・トリンブルは、建設、インフラ、マテハン、製造業などにおいてBIM/CIMの活用を支援するTrimbleの3次元モデリングソフト「SketchUp」の販売を開始した。

3次元データを現場で運用するための手間を大幅に短縮、Trimbleの3Dレーザスキャナ、トータルステーションやMixed RealityソリューションのXR10/Connect ARとデータをやり取りすることにより、BIMの実装を飛躍的に効率化する。

また、iPadや他のCADデータとの連携も最適化されており、幅広い分野でのスムーズなDX化を支援する。

SketchUpは高機能でありながら直感的にわかりやすい操作により、CAD初心者でも簡単に使いこなせる3次元のモデリングソフトだ。

線と面を描くことから始まり、線と面から立体を作成、さらに立体を組み合わせてモデル化するシンプルな操作性で世界中のユーザーから高い評価を得ている。

ニコン・トリンブルではTrimbleの3Dレーザスキャナで取得した点群やトータルステーションで計測した座標など、現実空間の位置データを活用したSketchUpのモデリング作業でBIMの実装を支援。

SketchUpのモデリングデータは複合現実ソリューションのTrimble Connect MR/ARに最適化されており、設計の合意形成や施工現場の取り合いや干渉チェック、出来形確認までと用途は幅広い。

拡張複合現実ソリューションTrimble Connect MR/ARでの活用


SketchUpで作成した3DモデルはTrimble Connectと連携しTrimble XR10 ( ヘルメット一体型HoloLens 2 ) を通じて複合現実を運用するTrimble Connect MRに最適化されている。


このソリューションはタスク管理の作成・共有、3Dモデルの現場への位置合わせ、点間距離測定などに対応しており、現場での点検作業・作業前確認・遠隔支援を効率化する。

SketchUp のデータは拡張現実ソリューションTrimble Connect ARでも利用可能で、スマートフォンやタブレット等のBYOデバイス越しに現実空間と3Dモデルを重ねて見ることができる。

3DレーザスキャナTrimble X7/X9での活用


SketchUpの機能のひとつであるScan Essentialsは、Trimble X7やX9で計測した点群データをSketchUp上にインポートすることが可能だ。

移動&回転ツール、検査ツールや視覚化モードなどの便利な機能により点群を自在に活用できる。


さらにネイティブツールボックスで点群に直接描画・スナップして点群を正確に3Dモデルに変換、1つの平面に固定してモデリングの精度を高める。

3Dスキャナ以外にもドローンやLIDARセンサー、モバイルマッピングから点群のインポートが可能で、ファイル形式はRWP、E57、LAS、LAZ、TZF、PLYに対応している。




参考・画像元:ニコン・トリンブルプレスリリース
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デジコン編集部

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