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デジコン編集部 2024.3.6

仙台市内の道路整備事業において、日立の「地中可視化サービス」を提供

日立製作所は、2月より行われている仙台市内の道路整備事業(以下、本事業) の調査において、レーダーやAI解析などのデジタル技術を用い、埋設物の位置や寸法などの情報を可視化・管理する「地中可視化サービス」を仙台市青葉区道路課に提供した。

「地中可視化サービス」は、応用地質株式会社の地中レーダー探査装置で地下を探査し、日立のLumadaのAI解析技術を用いて埋設物情報を2次元・3次元データで可視化、プラットフォームで一元管理・提供するサービスである。


なお、本サービスの構築には、地下埋設物データの段階的なスケールや提供機能のエンハンスなどの機能拡張の最適化が期待できるAWSのクラウドを活用している。

日立は、2021年度から、仙台市下水道建設部とともに本サービスの導入効果を検証するための共同研究に取り組んできた。

今回、共同研究における仕様範囲内で確認された埋設物100%検知や、手戻りや計画遅延リスクが想定される設計・施工案件において、設計変更や追加対応などの業務を抑制することで最大48%程度の工数削減が見込めるなどの高い研究成果を得られたことから、その成果を仙台市青葉区内の道路整備事業に生かし、道路領域でのDXをめざしていく。

本サービスの導入により、「地中の埋設物の情報が少なく試掘調査にも制約があるケースにおいて、現況把握が困難である」、「限られた人材での効率的な業務推進の必要がある」といった課題を解決する。





参考・画像元:日立プレスリリース
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デジコン編集部

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