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デジコン編集部 2024.1.2

パシフィックシステム、クレーンワイヤー全周囲外観検査システムを開発

パシフィックシステム(埼玉県)は熊谷組と共同で、クレーンワイヤーの外観を検査する「クレーンワイヤー全周囲外観検査システム」を開発した。

これによりクレーンワイヤーの表面の傷やほつれ等を自動で連続的に高精度検査できるようになる。

建設工事においてクレーン揚重作業は必要不可欠で、あらゆる工種で使用されている。

クレーン等に関係する労働災害による死傷者数は、発生業種別では製造業に次ぎ建設業が占めている状況だ。

ワイヤーロープは保守・点検基準が定められており、特に作業開始前の日常点検におけるワイヤーロープの外観目視点検はクレーン使用者が実施すべき必須項目。



この目視点検を自動化させ、ワイヤーロープ全周に亘り精度の良い検査を行うことで始業前点検の一端を担い安全性を向上させるクレーンワイヤー全周囲外観検査システムが開発された。

開発したクレーンワイヤー全周囲外観検査システムはエリアセンサーカメラ4台を使用して4方向からワイヤーロープ巻下げ中に全周にわたり検出可能となっている。

良否判定は教師データを機械学習させて不良部分のAI判定を行う。



参考・画像元:パシフィックシステムプレスリリース
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デジコン編集部

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