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デジコン編集部 2026.9.25

走行しながら「一瞬の危険」をAIが検知。シャープと首都高技術、道路損傷のリアルタイム自動検知システムの実証を開始

CONTENTS
  1. 目視頼みの巡回点検。担い手不足を見据え、高度化・効率化が急務に
  2. 5種類の損傷を検知精度80〜90%で捕捉。場所に応じて色分け通知
    1. 走行しながら「一瞬の危険」を自動検知
    2. 発生場所に応じた色分けポップアップ表示
  3. 10〜11月に首都高で実証。2028年度以降の本格導入へ
シャープと首都高技術は、道路を撮影した映像から、落下物や舗装穴(ポットホール)などの損傷をリアルタイムに自動で検知・通知する「リアルタイム道路損傷自動検知システム」の実証実験を、2026年10月より開始すると発表した。

首都高技術の道路管理ノウハウと、シャープのAI・画像処理技術を融合し、高速道路の巡回点検の自動化を目指すものである。

目視頼みの巡回点検。担い手不足を見据え、高度化・効率化が急務に


走行車両の安全を確保するには、道路上の落下物や舗装穴などの損傷を早期に発見し、迅速に対応することが重要だ。

現在、これらの損傷はパトロール車両に乗車した点検調査員が目視で確認しているものの、将来的な担い手不足を見据え、点検の高度化・効率化(自動化)が強く求められている。

そこで両社は、首都高技術が2017年度から開発・導入してきた巡回点検支援システム「インフラパトロール(InfraPatrol®)」の機能向上に向け、2023年度から次世代の巡回点検システムの開発を進めてきた。

5種類の損傷を検知精度80〜90%で捕捉。場所に応じて色分け通知


本システムは、「インフラパトロール」の一機能として開発中だ。

道路を撮影した映像から、損傷などとその発生位置をリアルタイムに自動検知し、クラウドを介して管制所などと共有する。



これにより、道路管理者は損傷や危険な落下物を早期に発見し、より迅速に対応できる。

特長は以下の通りだ。

走行しながら「一瞬の危険」を自動検知


検知対象は、落下物、舗装穴(ポットホール)、舗装の亀甲状ひび割れ、植栽繁茂、植栽による標識の隠れの5種類で、検証段階では約80〜90%の高い検知精度を確認している。



発生場所に応じた色分けポップアップ表示


検知した損傷は、車線や路肩といった発生場所に応じて色分けされ、走行映像上にポップアップ表示される。


これらはデータとして記録され、アラート音でも通知されるほか、検知時の画像・時刻・位置情報がクラウドを介して遠隔地へ自動共有される。

10〜11月に首都高で実証。2028年度以降の本格導入へ


実証実験は、2026年10月から11月にかけて、首都高速道路で実施する。

巡回点検の高度化・効率化の実装に向けた現場検証として、雨天など多様な気象・交通環境下における検知精度や、損傷発生位置の把握、道路管理者へのリアルタイム通知などを確認する。

両社は本実証を経て、2028年度以降の首都高速道路での本格導入を目指す。




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