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デジコン編集部 2026.10.14

ChatBIM「ACIMUS」が約6,500万円調達、JR東日本スタートアップと資本業務提携。「3階建ての事務所を作って」で、BIMができる

CONTENTS
  1. BIMが前提になる一方、作成の手間が活用の壁に
  2. 普段の言葉で指示するだけ。IFC形式で既存ソフトにも引き継ぎ
  3. 約24,000棟を持つJR東日本と連携。駅舎のBIM化を推進
生成AIとの対話で建物のBIMモデルを作成・編集できるクラウドサービス「ACIMUS」を開発・提供するACIMUSは、シードラウンドで総額約6,500万円の資金調達を完了したと発表した。

Link Capitalをリード投資家とし、インキュベイトファンド、JR東日本スタートアップを引受先とする第三者割当増資によるもので、あわせてJR東日本スタートアップとは資本業務提携を合意した。

駅舎のBIMモデル作成時間を大幅に削減できる可能性を実証実験で確認しており、既存建物の維持管理へのBIM活用を進める。

BIMが前提になる一方、作成の手間が活用の壁に


国土交通省は2026年4月、建築確認においてBIMから書き出した図書と3次元モデル(IFC)を活用する「BIM図面審査」を開始し、2029年春には「BIMデータ審査」の導入も予定している。

あわせて、建物の維持管理・運用段階でのBIM活用も推進している。

このようにBIMが設計から維持管理までの前提になりつつある一方で、ソフトウェアの操作習得やモデル作成の手間が、新築・既存を問わず活用の壁となっていた。

ACIMUSは、この「BIMを作る手間」を生成AIとの対話で減らし、建物の企画から維持管理まで、誰もがBIMを使える状態をつくることを目指している。

普段の言葉で指示するだけ。IFC形式で既存ソフトにも引き継ぎ


「ACIMUS」は、「3階建ての事務所を作って」のように普段使う言葉で生成AIに指示するだけで、建物のBIMモデルを作成・編集できるクラウドサービスだ。


Webブラウザ上で動き、専門的なBIMソフトウェアの操作経験がない人でも使える。

柱・壁・床などの部材には属性情報が付いており、国際標準のIFC形式で書き出して、既存のBIMソフトウェアに引き継げる。

設計の前工程である企画・ボリューム検討・基本設計の段階から気軽にBIMを使える「LiteBIM」として、建築の初期検討を速くする。

2025年6月に正式版を提供開始し、2026年6月には、条件を与えるとBIMモデル案を一括生成する建築設計AI「ACIMUS KIWARI」の先行検証プログラムを始めた。現在、建設会社や設計事務所などで試験導入が進んでいる。

約24,000棟を持つJR東日本と連携。駅舎のBIM化を推進


今回の資本業務提携の背景には、JR東日本グループが抱える膨大な建物の維持管理という課題がある。

JR東日本には約1,680棟の駅舎があり、関連施設を含めると約24,000棟の建物がある。

これらの維持管理にBIMを活用するには、既存の図面などを基にBIMモデルを作る必要があり、その作成負担の軽減が課題となっていた。

ACIMUSとJR東日本グループは、JR東日本スタートアッププログラムにおいて、既存の駅舎図面(財産図)を基に維持管理用の簡易BIMモデルを作成する実証実験を行い、1駅舎当たりのモデル作成時間を大幅に削減できる可能性を確認した。

今後は他の駅舎への適用に向けた検証を進め、既存建物へのBIM活用を広げることで、維持管理の効率化・高度化を目指す。






参考・画像元:株式会社ACIMUSプレスリリースより
 
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