行政・政策
デジコン編集部 2024.8.6

国交省「ICT施工 StageⅡ」の試行工事を開始 〜 建設現場の見える化で省人化目指す 〜

国土交通省は、ICTを活用して建設現場の情報をリアルタイムで見える化し、工程の見直しや作業の効率化を図ることで、省人化を目指すICT施工StageⅡ」の試行工事を開始する。

まずは国土交通省直轄の12工事を対象とし、今後さらに試行工事の件数を増やしていく予定だ。

ICT施工StageⅡは、建設機械の位置情報や稼働状況、施工履歴などのデータをリアルタイムに集約・活用し、建設現場のデジタル化・見える化を推進する取り組みである。

この情報をもとに、資機材の配置や作業工程を見直し、効率化を図ることを目的としている。

令和6年度の目標


令和6年度は、ICT施工StageⅡの普及促進を目的に以下の活動を行う。

  • 施工データの活用による作業待ち防止や工程調整
  • 最適な要員配置の効果検証
  • 施工データプラットフォームの構築に向けた必要データ確認

事例①】 建設機械やダンプの稼働状況をリアルタイムに把握し、土量に適した資機材配置の見直しを実施


【事例②】
AIカメラによる映像データを活用したダンプの入退管理や、掘削機械の稼働データをリアルタイムに把握し、掘削機械の配置台数の見直しを実施



試行対象工事一覧






参考・画像元:国交省プレスリリース

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WRITTEN by

デジコン編集部

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