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デジコン編集部 2026.3.31

自律ショベル×自律クローラダンプが連携。住友重機械・住友建機・フジタが「掘削→積み込み→運搬→排土」を1人で管理する実証に成功

CONTENTS
  1. 施工管理システムが2台の建設機械を統合制御。車体の接触もなく一連作業を完遂
  2. AIがオペレータの操作を学習し、滑らかで自然な動作を実現
住友重機械工業・住友建機・フジタの3社は2026年3月30日、自律ショベルと自律クローラダンプを協調させた土砂積み込み・運搬のオートメーション化に関する実証試験結果を発表した。

2026年1月19日から2月28日にかけて、フジタが千葉県で施工中の海老川上流地区土地区画整理事業の現場で実施され、施工管理システムのオペレータ1人で安全に作業を完遂できることが確認された。

施工管理システムが2台の建設機械を統合制御。車体の接触もなく一連作業を完遂


実証の仕組みは、フジタが開発した施工管理システムが自律ショベルと自律クローラダンプの双方に指令を送り、「掘削→積み込み→運搬→排土」の作業サイクルをコントロールする。

クローラダンプは周囲の障害物を認識・回避しながら走行し、ショベルからの積み込みを受けられる位置に自律停車・旋回する。


住友重機械の自律ショベルは地面とクローラダンプ荷台の土砂形状をリアルタイムに認識し、最適な掘削場所を自ら判断しながら連続積み込みを実施する。

実証結果として、機体同士の接触は一切発生せず、従来ショベルとクローラダンプのオペレータ2人を要していた作業が施工管理システムのオペレータ1人で完結できることが確認された。

AIがオペレータの操作を学習し、滑らかで自然な動作を実現


技術面での特徴も際立つ。住友重機械の自律ショベルはオペレータの操作を参考にしたAIにより、実際の熟練オペレータに近い滑らかな動作スピードを実現している。

また、非常停止・フェイルセーフ・通信喪失時の安全側動作などの安全機能もフジタが実装しており、現場でのリスク管理にも配慮した設計となっている。

3社は今後、安全性・信頼性・保守運用性のさらなる向上を進め、実用化と本格的な現場導入に向けた開発を加速する方針だ。





参考・画像元:住友重機械工業株式会社 プレスリリースより 



WRITTEN by

デジコン編集部

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