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デジコン編集部 2023.11.28

施工管理者の実態調査!平均年収は500万以下が約50% トントン社調査

CONTENTS
  1. Q:施工管理 辞めたいと思っているか? 
  2. Q:施工管理 現職の年収平均(ボーナス込み)は?
  3. Q:現在の企業からの転職理由は?
  4. Q:現企業の平均残業時間は?
  5. Q:転職は同じ業種か?
転職求人サイト「トントン」を運営するトントン社は、会員登録ユーザーを対象に施工管理を経験者に対して、転職に対する意識調査を実施し、その結果を公表した。

調査概要
  • 調査対象:トントンの会員登録ユーザーのうち施工管理経験者
  • 調査方法:会員登録ユーザーへの質問


Q:施工管理 辞めたいと思っているか? 




現在の企業から転職をする人の98%は施工管理の職種を辞める気はないとの結果に。

意外にも圧倒的な結果となったが、多くの方は現職での経験を次に活かしたい、他の職種に転職したくても現状ではスキルが足りないなどの理由から転職するとしても施工管理の職種を選ぶ人が多い。

Q:施工管理 現職の年収平均(ボーナス込み)は?




現職での施工管理者の平均年収は年収500万円以下が約50%と過半数。

施工管理の職種で601万円以上年収を取得しているのは約20%となっており、経験や資格、企業の規模によって大きく異なることがわかる。

今回調査した方の中には300万円以下の年収はなかったが、施工管理職1年目の場合は年収が300万円を下回ることもあり得る。

現場へ出向いたり、人材・スケジュールの管理などハードな仕事に対する報酬の不一致が建設業の離職率の高さの一因になっているのかもしれない。

Q:現在の企業からの転職理由は?



前述の年収500万円以下の人が約半数を占めている施工管理職では、現企業からの転職理由の約40%が年収アップを目的としていることがわかった。

次点で勤務地の変更を理由としているが約21%、その次に残業が多いことを理由に転職するが約10%と上位3つの理由で60%を占めている。

意外にも休日を重要視している人は少なく、人間関係のトラブルを転職理由とする人も少ない結果となった。

また、施工管理の職種で働いている人は現在の年収に不満を持っている割合が多く、同一企業で働いていくよりも転職をすることで年収を一気に上げたいと考える方が多い傾向にあることが分かる。

Q:現企業の平均残業時間は?



施工管理者の約半数にのぼる47.9%が40時間以上残業しており、そのうちの8.9%は60時間以上の残業をしている。

残りの52.1%でも21時間以上残業している人が41.5%となり、施工管理職では多くの場合1日1時間以上の残業をしていることがわかる。

Q:転職は同じ業種か?



建設業における転職では、同じ業種に転職したいと考える人が約90%を占めている。

土木業界の施工管理をしていた人は土木業界に、電気工事業界にいた人は電気工事業界にと、業界はそのままで施工管理を続けたい人が多いようだ。


調査結果まとめ
  • 転職しても施工管理の職種は続けたいと考えている人が98.4%と圧倒的に多い
  • 現職の施工管理者の約50%の人の年収は500万円以下
  • 現職からの転職理由で一番多いのは年収アップで39.8%を占める
  • 現職の施工管理者での47.9%は月間40時間以上残業し、そのうちの8.9%は60時間以上の残業をしている
  • 現職の業界から違う業界へと転職したい人は9.8%と少なく、90.2%の人が同じ業種での転職を考えている






参考・画像元:トントンプレスリリース
WRITTEN by

デジコン編集部

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