株式会社ズノーは、入札情報提供サービス「入札王」のデータベースを元に、1年間分の入札情報数を業種カテゴリ別にカウントして、件数の多い順にランキングを公表した。
「入札」と聞くと「工事」をイメージする方も多いのではないか。
業種カテゴリ「土木工事」には、河川工事や法面工事、港湾工事、配水管布設工事など様々な工事が含まれている。業種カテゴリ別に見ると最も件数が多いのは「土木工事」となった。
土木工事と並んで発注の多い業種カテゴリであり、月別に見ると2023年6月は土木工事よりも件数が多くなった。業種カテゴリ「設計・測量」には、設計業務、土地調査測量、地質調査などが該当する。
業種カテゴリ「道路関連工事」には、道路舗装工事、道路塗装工事、歩道整備工事などが該当する。
上位には工事関連の業種が並んだが、4位に役務の業種カテゴリが登場。「調査・研究業務」には、環境調査、動向調査などの各種調査のほか、計画策定、分析業務、アンケート集計が該当する。
「空調・換気・給排水・衛生」に関する機器の購入や点検、工事などが含まれており、幅広い入札情報が該当する。具体的には、浄水器、給排水衛生工事、空調装置、ボイラー設備。
ほかの業種カテゴリに当てはまらないものが含まれるため、「その他の業務委託」に分類される案件は様々だが、人材派遣や研修業務、会場設営、コールセンター、データ入力業務などが該当する。
物品に関する業種カテゴリが7位に登場。業種カテゴリ「家具・寝具・什器・備品等」には、カーテン、パーテーション、書庫、椅子、机などが該当する。数千円程度の安い備品もあれば、数百万円で落札される什器なども。
清掃業務や警備業務は年度単位での契約が多いため、次年度に向けての発注が第4四半期に非常に多くあるなど偏りがある。年間を通して件数を見ると、8位に入るほど案件数の多い業種カテゴリに。
突出して件数の多い月はないが、年間を通して満遍なく発注がある業種カテゴリ「工作・産業・農業・建設用機械器具類」が9位に。クレーンや旋盤、ドリル、コンプレッサなど、様々な機械器具類が該当する。
電気・電源に関する工事や役務、物品が含まれる業種カテゴリに。具体的には電気工事をはじめ、蛍光灯やバッテリーといった物品、電源装置や変電設備に関する工事・役務が含まれる。
「業種カテゴリ別の案件数年間ランキング」調査概要
- 調査手法:入札情報提供サービス「入札王」の情報から分析
- 調査対象日:2022年8月1日~2023年7月31日
- 調査対象数: 1,096,683件
- 「入札王」のデータベースにある入札情報から算出(落札情報を含みません)
- 業種カテゴリは「入札王」が独自に49種類に分類したものです。複数の業種カテゴリが1案件に付与されることがあります。
第1位 土木工事 155,365件
「入札」と聞くと「工事」をイメージする方も多いのではないか。
業種カテゴリ「土木工事」には、河川工事や法面工事、港湾工事、配水管布設工事など様々な工事が含まれている。業種カテゴリ別に見ると最も件数が多いのは「土木工事」となった。
第2位 設計・測量 129,369件
土木工事と並んで発注の多い業種カテゴリであり、月別に見ると2023年6月は土木工事よりも件数が多くなった。業種カテゴリ「設計・測量」には、設計業務、土地調査測量、地質調査などが該当する。
第3位 道路関連工事 89,772件
業種カテゴリ「道路関連工事」には、道路舗装工事、道路塗装工事、歩道整備工事などが該当する。
第4位 調査・研究業務 88,059件
上位には工事関連の業種が並んだが、4位に役務の業種カテゴリが登場。「調査・研究業務」には、環境調査、動向調査などの各種調査のほか、計画策定、分析業務、アンケート集計が該当する。
第5位 空調・換気・給排水・衛生機器及び工事 86,775件
「空調・換気・給排水・衛生」に関する機器の購入や点検、工事などが含まれており、幅広い入札情報が該当する。具体的には、浄水器、給排水衛生工事、空調装置、ボイラー設備。
第6位 その他の業務委託 83,320件
ほかの業種カテゴリに当てはまらないものが含まれるため、「その他の業務委託」に分類される案件は様々だが、人材派遣や研修業務、会場設営、コールセンター、データ入力業務などが該当する。
第7位 家具・寝具・什器・備品等 69,849件
物品に関する業種カテゴリが7位に登場。業種カテゴリ「家具・寝具・什器・備品等」には、カーテン、パーテーション、書庫、椅子、机などが該当する。数千円程度の安い備品もあれば、数百万円で落札される什器なども。
第8位 建物等の維持管理(清掃・警備・受付等) 65,515件
清掃業務や警備業務は年度単位での契約が多いため、次年度に向けての発注が第4四半期に非常に多くあるなど偏りがある。年間を通して件数を見ると、8位に入るほど案件数の多い業種カテゴリに。
第9位 工作・産業・農業・建設用機械器具類 59,171件
突出して件数の多い月はないが、年間を通して満遍なく発注がある業種カテゴリ「工作・産業・農業・建設用機械器具類」が9位に。クレーンや旋盤、ドリル、コンプレッサなど、様々な機械器具類が該当する。
第10位 電気・電源設備及び工事 57,636件
電気・電源に関する工事や役務、物品が含まれる業種カテゴリに。具体的には電気工事をはじめ、蛍光灯やバッテリーといった物品、電源装置や変電設備に関する工事・役務が含まれる。
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