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デジコン編集部 2023.5.25

大林組、建設現場のデジタルツインを構築できる「デジタルツインアプリ」開発!

大林組が建設現場のデジタルツインを構築できる「デジタルツインアプリ」を開発した。高性能PCや特別なスキルを必要とせずに、誰でもカンタンに使うことができる。

設計段階においてはBIM/CIMの活用が進んでいるが、施工段階での活用はいまだ限定的。

(クラウドとの情報連携イメージ)

特にデジタルツインを構築する現場の管理は、3次元モデルを扱える高性能PCの手配や、ソフトウェア操作に関する高度なスキルの習得が必要であり、加えてBIM/CIM、地形、点群などの静的データと、人や工事車両などの動的データを統合するには、高度な技術が必要なことから、一部の建設現場で試験的に行われているのが実情だ。

大林組では東京大学大学院工学系研究科と共同研究した「データ・システム連携基盤」の考え方を応用し、TIS社と主にデータ統合の仕組みを構築。

(アノテーション機能)

そして、ビューアの操作性や快適性を向上させるため、ゲームエンジン「Unity」を活用し、本アプリを開発した。

大林組は、建設現場におけるデジタルツインを「誰でも、どこでも、すぐに」構築できる環境として業界のスタンダードとすべく、現場への適用と本アプリの改良を進めていく。

将来的には、本アプリを大林組以外のゼネコン、専門工事会社などに展開することで、建設業界のDXを推進していく狙いだ。


参考・画像元:大林組プレスリリース
WRITTEN by

デジコン編集部

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