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デジコン編集部 2023.5.24

ライカジオシステムズ、ロボット搭載型自律レーザースキャナーの受注を開始!

CONTENTS
  1. 複雑な環境、危険な環境でも自律的にデジタルツインを実現
ライカジオシステムズは、ロボット搭載型自律レーザースキャナー Leica BLK ARC (以下BLK ARC)の国内受注を開始した。

この製品は、ロボットキャリアに組込むことで、人間の介入を最低限、あるいは全く必要としない自律した移動型レーザースキャンを可能にする。

複雑な環境、危険な環境でも自律的にデジタルツインを実現


BLK ARCは、ロボットやその他のキャリアプラットフォームのナビゲーションを改善し、完全自律型の移動レーザースキャニングを実現するために作られたレーザースキャニングセンサーだ。

その速度、精度、汎用性をロボットと組合わせることで、BLK ARCは、ユーザーの介入を最小限に抑えながら、変化する環境の正確な3D点群やパノラマ画像を安全かつ繰り返し取得でき、自律型ソリューションへの高まる需要に応える。

BLK ARC は、Hexagonのクラウドベースの可視化プラットフォームであるHxDRに直接接続し、現場からの即時データアップロード、AI対応のクラウド処理、撮影データの保存により、必要な人に目的に応じたスマートデジタルリアリティを即時に提供することが可能。(HxDR製品版は2023年6月発表予定)


ロボット、センサー、ソフトウェアが連携し、リアリティキャプチャーの工程を動的に調整することで、ビルの建築現場から、鉱山、工場、オフショア施設、災害調査など、遠隔地や危険な環境のモニタリングや状況認識まで、様々な状況で役立つ。

BLK ARC の最初の搭載ロボットはボストンダイナミクス社の Spot だが、他の自律型ロボットキャリアとも容易に統合することができる。

ロボットキャリアは BLK ARC を現場へ運び、BLK ARC はロボットキャリアのナビゲーションを向上させながら3Dデータを取得。

これにより、ロボットキャリアの自律性を高め、正確なレーザースキャンとナビゲーションを実現し、ロボットが移動できる範囲であれば、安全に3Dモデルを構築することができる。



参考・画像元:ライカジオシステムズプレスリリース



WRITTEN by

デジコン編集部

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