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【建設技術者・技能工の2030年予測】建設技術者は4.5万人/技能工は17.9万人不足と推計。ヒューマンリソシア調べ
総合人材サービス会社「ヒューマンリソシア」が、建設技術者、技能工の人材市場動向について調査し、2030年の人材需給ギャップを試算した。
建設技術者(建築技術者および土木・測量技術者の合計)の人材需給ギャップを独自に試算したところ、「ベースライン成長シナリオ※1」にて、2030年に45,491人が不足すると試算された。
厳しい人材不足が続く建設業界においては、技術者および技能工の確保に向けた人事戦略が一層重要になる。
※1:経済成長等に応じ、「ベースライン成長シナリオ」「成長実現シナリオ」「ゼロ成長シナリオ」の3パターンで試算。
建設技能工(建設・採掘従事者)の人材需給ギャップは、2020年の37,591人から2022年には41,698人、その後一層拡大し、2030年には179,121人の不足と試算された。
本レポートでは、2022年12月に公表された2020年国勢調査結果の詳細データをベースに、2030年までの建設技術者および技能工の人材需給ギャップを試算。
その結果、2030年には、建設技術者は約4.5万人、建設技能工は約17.9万人が不足すると試算され、人材確保が厳しい実態が明らかとなった。
2015年の国勢調査では65歳以上の建設技術者就業者は約5.3万人であったところ、2020年国勢調査結果では同約8.5万人と、3.2万人増加している。
65歳以上のシニア層がこれまで以上に、継続就業している実態が明らかとなり、建設業各社が、経験や熟練技能を有するシニア人材の活用を推進していると推察される。
一方で、35~44歳の就業者数が5年間で22.5%減少しており、マネジメント層の人材不足の課題感が一層高まると推察される。
調査のポイント
- 国勢調査および、経済予測や雇用関連データを元に、ヒューマンリソシアが独自試算
- 将来の就業者数および人材需要数を試算し、2030年の人材需給ギャップを推計
- 2030年には、建設技術者は約4.5万人、技能工は約17.9万人が不足する見通し
建設技術者の2030年の不足数は、推計4万5,491人
建設技術者(建築技術者および土木・測量技術者の合計)の人材需給ギャップを独自に試算したところ、「ベースライン成長シナリオ※1」にて、2030年に45,491人が不足すると試算された。
厳しい人材不足が続く建設業界においては、技術者および技能工の確保に向けた人事戦略が一層重要になる。
※1:経済成長等に応じ、「ベースライン成長シナリオ」「成長実現シナリオ」「ゼロ成長シナリオ」の3パターンで試算。
建設技能工の人材不足は加速し、2030年には約17万9,121人が不足と試算
建設技能工(建設・採掘従事者)の人材需給ギャップは、2020年の37,591人から2022年には41,698人、その後一層拡大し、2030年には179,121人の不足と試算された。
2023年版 建設技術者・技能工の2030年人材需給ギャップ調査結果について
本レポートでは、2022年12月に公表された2020年国勢調査結果の詳細データをベースに、2030年までの建設技術者および技能工の人材需給ギャップを試算。
その結果、2030年には、建設技術者は約4.5万人、建設技能工は約17.9万人が不足すると試算され、人材確保が厳しい実態が明らかとなった。
2015年の国勢調査では65歳以上の建設技術者就業者は約5.3万人であったところ、2020年国勢調査結果では同約8.5万人と、3.2万人増加している。
65歳以上のシニア層がこれまで以上に、継続就業している実態が明らかとなり、建設業各社が、経験や熟練技能を有するシニア人材の活用を推進していると推察される。
一方で、35~44歳の就業者数が5年間で22.5%減少しており、マネジメント層の人材不足の課題感が一層高まると推察される。
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