コラム・特集
デジコン編集部 2023.4.27

【累計50万本突破】「ゼネコンがつくった しおゼリー」がリニューアル!開発元である「三和建設(大阪)」のユニークな熱中症対策も紹介!

CONTENTS
  1. 購入者の声
  2. しおゼリーリニューアル内容
  3. しおゼリーの特徴
  4. 「しおゼリー」を作った、三和建設の熱中症対策とは
三和建設(大阪)と岩瀬コスファが共同で開発した、熱中症予防を目的として手軽に塩分補給ができるゼリー「ゼネコンがつくったしおゼリー」がリニューアルされ、2023年4月25日より販売が開始された。

「ゼネコンがつくったしおゼリー」は、「建設業から熱中症をなくす!」を目的に、2020年に自社向けに開発された。その後、多くの要望を受けて2021年より一般販売を開始している。

厚生労働省によると2017−2021年の熱中症による業種別死傷者数が最も多いのは建設業876人、うち46人が死亡しており、どの企業も熱中症対策には腐心している。

熱中症予防のためには水分だけでなく適切な塩分補給も必要であることはよく知られているが、従来型の塩分補給食品は、猛暑下において接取しにくいという課題があった。

過酷な作業環境を体感しているゼネコンだからこそ、効率よく塩分を接取しやすいゼリーの開発に至った。

建設業が熱中症予防のためのしおゼリーを自社企画するという活動は一社の取組事例ではなく、一般へも静かに広がりつつある。

一般発売当初は、建設現場への直送が予想されていたが、屋外で働く仕事に従事する家族へのプレゼントや一人暮らしの高齢者が自ら購入するなど「一般家庭」からの発注が予想以上に多く、累計販売本数は50万本を超える。

そして、「ゼネコンがつくったしおゼリー」は発売から2年を経て、建設業の昔ながらのイメージである3K「きつい、汚い、危険」を食べてなくすというコンセプトを刷新。「給与、休日、希望、かっこいい」の新4Kというポジティブなコンセプトで建設業界を盛り上げていく。

また今回、しおゼリーがぴったり入るサイズのタンブラーも製作。炎天下の作業途中でも、冷たさを保ったままゼリーを摂取できるようになった。

購入者の声

 
ここ数年夏は熱中症で倒れ救急外来を受診していました。昨年貴社のゼリーを知り購入し主人に仕事に行くときに持たせました。

1日2〜1袋会社で食べていましたおかげで昨年は救急外来を受診しないで済みました。

しおゼリーで助かっています。ドリンクが買えない時とかカバンに入れていて、ゼリーを食べると少ししんどさがなくなった。子供達も必需品になっています。

田舎で畑仕事や草取り作業をしている家族親戚に大変喜ばれました。

スポーツをしている息子のために買いました。食べやすいととても気に入っていました。

しおゼリーリニューアル内容


  • 除菌・消臭効果を期待できる「柿渋タンニン」成分を追加(かき渋はポリフェノールの1種であるタンニンが豊富に含まれており、抗酸化力を持っている成分。抗酸化能力が発揮されることで肌の細胞を守ったり、シミやくすみの原因成分を阻害できるように)
  • ゴールデンキウイを廃止し、りんご味を追加
  • オリジナルタンブラーを製作(凍ったゼリーを持ち運んでいつでも食べられる)

しおゼリーの特徴


  •  1本あたり約0.15gの塩分配合
    ※厚生労働省が熱中症対策として推奨している食塩相当量は0.1~0.2g/100ml
  •  肌には欠かせないセラミド(こんにゃくセラミド)配合(約5mg/包)
  •  肌の潤いを保つコラーゲン(約10mg/包)配合
  •  ビタミンDを多く含む白いきくらげ(約50mg/包)配合
  •  抗酸化作用に優れた柿渋タンニン(約30mg/包)配合
  •  キシリトール配合により冷涼感をプラス
  •  マイルドな「瀬戸のほんじお」を使用
  •  選べる5種類のフレーバー(マスカット・ライチ・レモン、ぶどう、りんご)
  •  毎日食べるものだから安心の国内製造



「しおゼリー」を作った、三和建設の熱中症対策とは


三和建設では、朝礼、昼礼、終了時にしおゼリーを配布している。

さらに、暑熱下のリスクを検知して、熱中症になる前にアラームとLEDで知らせるウェアラブルデバイス「カナリア」を三和建設の管理する全現場の職人に配布している。シンプルな腕時計型のデバイスを腕に装着するだけで、深部体温の上昇を検知してくれる。
また、三和建設の夏の風物詩となっている「かき氷」は休憩所(クーラー完備)でのコミュニケーション促進にもつながっているという。現場の方に人気なのは、爽やかなブルーハワイ味だ。

現場で働く方々の希望として多くあがっていたのが、ヘルメットの快適グッズだという。炎天下で作業をすると夏場のヘルメットの中は汗と油分で頭皮がベタベタに…。

水洗いでは油分まではスッキリしないため、三和建設の作業場では設置場所があればシャワーヘッドを取付けてシャンプーを設置するという工夫を行っている。

休憩中はもちろん、帰る前にすっきりして帰る職人さんたちもいるという。


休憩所の入り口にはマスクや消毒液、コールドスプレーや塩飴や干し梅などが注意喚起とともに完備。自動販売機では「すっきりしたトマト」「グリーンダカラ」と塩分補給ができる「塩ライチ&ヨーグルト」を70円と50円で販売しており、差額は三和建設と協力会で補助している。

ミスト扇風機は現場にも設置しており、冷房完備の仮設トイレ完備の作業所もあるという。


多くの協力会社の職人たちが工程ごとに数珠つなぎで作業を行い、ひとつの構造物は完成していく。それぞれの工程が1つでも欠けてしまえば良い建物は完成しない。三和建設では、はより良い建物を提供するために、安全で働きやすい環境づくりに注力し、建設業の3Kをポジティブに変換する取り組みを行っていく。


参考・画像元:三和建設プレスリリース
WRITTEN by

デジコン編集部

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