視界不良の遠隔監視、視界状況の数値化を実現！「AI見通し検知くん」発売開始。北海道の新谷建設ら開発

アーキット合同会社と新谷建設（北海道）がAI技術を活用した「AI見通し検知くん」を共同開発した。2023年4月28日より一般提供を開始する。

「AI見通し検知くん」は現場に設置したカメラ映像をAIで画像解析し、視界不良の遠隔監視、視界状況の数値化、アラームなどを行うシステムだ。

従来、現場の視界不良は人の眼によって確認が行われていたが、移動が困難な中で安全確認のため危険な場所に行く必要があることから、労働災害や交通災害の危険性が高まるという課題があった。

新谷建設では2020年ころからこうした課題の解決に向け、遠隔地からでもリアルタイムに情報を収集できるシステムを模索。AIを活用した危険の未然予防を実現するため、システムの完成を目指していた。

建設現場向けAIを得意とするアーキット合同会社との技術交流を機に、2022年末に「AI見通し検知くん」の開発が本格化。共同開発として現場での実証実験を行い、広く建設業界全体の安全向上の為、一般販売を開始する。

従来、視程は人の目で確認していたため、猛吹雪や濃霧など、危険な場所に向かわないと分からない、交通事故の危険がある場所に向かう問題がありました。