ニュース
NEC、東京大学ら、ローカル5G活用した「移動・自律運用型通信ソリューション」の実証機を開発。
NEC、東京大学大学院工学系研究科(中尾研究室)、NECプラットフォームズは、ローカル5Gの基地局・5Gコア・マルチアクセスエッジコンピューティングを一体化した移動・自律運用型通信ソリューションの実証機を共同で開発した。
電源・バックホール回線の用意が難しい災害現場や山間部向けに、ローカル5Gネットワークを迅速かつ一時的に構築するソリューションとして商用化を目指す。
近年、地震・豪雨などの自然災害が頻発化、激甚化しており、災害時における安全かつ迅速な応急復旧が求められている。
こうした中、ドローンでの高精細映像のリアルタイム伝送による被害状況把握、ハザードマップの可視化、無人化施工など災害現場のDX化が期待されている。
また、メンテナンス現場では、インフラ設備の老朽化と、現役世代の減少などによる人手不足が課題となっており、日常巡視点検に対してAI・IoT・ドローン・ロボットなどを活用することでメンテナンス業務の高度化と生産性の向上が期待されている。
しかし、これらの災害・メンテナンス現場では、地形変化と作業進捗の状況により現場が変動的であるため、電源とバックホール回線など通信手段の確保が困難といった課題があった。
今回3者は、基地局・5Gコア・MECを小型汎用サーバーに一体化した通信ソリューションの実証機を開発。
本実証機は、ハンドキャリーが可能な防水防塵ケース内に、ローカル5Gの通信機能とアプリケーション機能を集約し、ネットワークとアプリをオンデマンドに利用できる。
さらに、約90Wの低消費電力であるため、電源が確保されていない屋外エリアでも可搬バッテリーを用いて長時間利用することが可能だ。
災害、メンテナンス現場での実用化へ
電源・バックホール回線の用意が難しい災害現場や山間部向けに、ローカル5Gネットワークを迅速かつ一時的に構築するソリューションとして商用化を目指す。
近年、地震・豪雨などの自然災害が頻発化、激甚化しており、災害時における安全かつ迅速な応急復旧が求められている。
こうした中、ドローンでの高精細映像のリアルタイム伝送による被害状況把握、ハザードマップの可視化、無人化施工など災害現場のDX化が期待されている。
また、メンテナンス現場では、インフラ設備の老朽化と、現役世代の減少などによる人手不足が課題となっており、日常巡視点検に対してAI・IoT・ドローン・ロボットなどを活用することでメンテナンス業務の高度化と生産性の向上が期待されている。
しかし、これらの災害・メンテナンス現場では、地形変化と作業進捗の状況により現場が変動的であるため、電源とバックホール回線など通信手段の確保が困難といった課題があった。
今回3者は、基地局・5Gコア・MECを小型汎用サーバーに一体化した通信ソリューションの実証機を開発。
本実証機は、ハンドキャリーが可能な防水防塵ケース内に、ローカル5Gの通信機能とアプリケーション機能を集約し、ネットワークとアプリをオンデマンドに利用できる。
さらに、約90Wの低消費電力であるため、電源が確保されていない屋外エリアでも可搬バッテリーを用いて長時間利用することが可能だ。
WRITTEN by