竹中工務店、ドローン空撮画像AI解析で、道路・駐車スペースの混雑度を見える化

竹中工務店は、自律・自動飛行するドローンの空撮画像データをリアルタイムにAI解析することで、道路や駐車スペースの車両台数を判定し、混雑度見える化の実証実験を行った。


実証実験では、建物屋上にドローン用のポートを構築し、そこから自律・自動飛行するドローンで、周辺道路や敷地内駐車スペースをホバリング中に空撮、画像をAI解析して車両台数をカウントした。また空撮画像内で車両台数をカウントしたいエリアを指定出来るツールも開発。



従来、混雑度を把握したい場合には、道路に固定センサーを設置して走行車両を検知する手法や、駐車スペースでは入退車両計測等による手法が一般的だったが、今回のドローン空撮による見える化は、日々、変化する建設現場内や周囲の駐車環境を想定し、自由度が高く、必要な時に必要な場所の状況を把握できる、ドローン空撮で評価できることがポイントだ。




今回の実証により、空撮画像AI解析による車両混雑度把握が可能で、実プロジェクトに適用できるレベルにあることが検証された。