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デジコン編集部 2023.1.6

人型重機を開発する「人機一体」が、竹中土木と資本提携!

CONTENTS
  1. 人機一体、独自の先端ロボット工学技術
人型重機を研究・開発する株式会社人機一体が、竹中土木と資本提携を実施した。

人機一体は、金岡博士の理念と先端ロボット工学技術をコアに、パワー増幅バイラテラル制御システムとしての「人機」を開発・社会実装することにより「あまねく世界からフィジカルな苦役を無用とする」ことを実現する立命館大学発のベンチャー企業だ。


人機一体は、先端ロボット工学技術に基づく新規事業開発支援のための知的財産活用サービス(知的財産を活用したロボティクス製品化コンサルティング事業)を提供することにより、先端ロボット工学技術の社会実装を加速し、人の危険作業や重労働の機械化を行なう。

今回、人機一体が調達した資金は、既存プロジェクトに加え、新規事業開発支援の加速のために充てられる。

人機一体と竹中土木は、今回の資本提携を機に、大型土木工事の建設ノウハウと人機一体社のロボット開発力を掛け合わせ、建設現場内の省人化・省力化・安全性向上等の課題解決やこれらを通じた新製品開発など、新たな事業機会の獲得に取組んでいく。

人機一体、独自の先端ロボット工学技術


  • ローレベルに力制御・トルク制御が理想的な形で実装されており、サイバーフィジカルインタフェースとして、人・ロボット・環境間の柔らかな力学的相互作用を実現
  • 力制御・トルク制御の理想的な実装により、力学ベースの汎用ロボット制御技術をいくらでも重ね合わせて同時実装可能
  • マンマシンシナジーエフェクタ(人間機械相乗効果器)として、力の相互作用をベースに、操作者が自在にロボットを操り、またロボットの感覚を操作者が感じられる。



また、従来のロボットが抱える以下の問題を、人機一体の技術を使うことで、社会実装レベルで全て解決することができる。

  • 自動・自律、AI ベースでは「未知環境(現場)での汎用・非定型作業」ができない
  • 外界との接触を伴う力学的相互作用を、一般的な「固い」位置制御で実行することは難しい
  • 物理的な「力」を自在に操ることができない
  • 衝突・摩擦などの外部からのイレギュラーな衝撃・干渉に弱い






参考・画像元:人機一体プレスリリース
WRITTEN by

デジコン編集部

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