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デジコン編集部 2022.11.25

業界初!スパイダープラスが、基本特許「建物構造図アイコン配置AI」を取得。AIが建築図面を自動読取り!手作業での段取り作業を約70%削減

施工管理サービス「SPIDERPLUS」を提供するスパイダープラス社が、「建物構造図アイコン配置AI」技術を開発した。本技術は基本特許技術で、業界初の取得となる。

本発明は、機械学習を通じて建物構造図の記号認識から検査アイコンの配置までを自動化するAI技術だ。

スパイダープラス社は、SPIDERPLUSの「配筋検査オプション」を導入するユーザー向けに、配筋検査の事前準備を代行するBPOサービスを展開している。

※BPOサービスとは:業務プロセスの一部を一括して専門業者に外部委託すること

BPOサービスでは、建築工事における「配筋検査」を行うための事前準備として検査対象箇所の床や柱など建物の骨組みとなる構造体に「伏図」という詳細図面を作成し、その詳細図面を施工図面に対応づける作業を代行している。

BPOサービスは、「SPIDERPLUS」を利用する建築業ユーザーから「段取りから解放され、より本質的な仕事に集中できるようなった。」と好評を得ているが、配筋検査の箇所は膨大であるため、上記作業には多くの手間と膨大な時間を費やすという課題があり、BPOサービスの業容拡大には効率性に関する課題がまだまだ存在していたという。

そこで同社は、AIで「建物構造図の伏図記号を認識して自動でアイコン配置」することで、建物構造図と詳細図面を自動的に紐付ける本技術を開発。

BPOサービスで受託した各案件のうち、手作業で行っていた段取り作業時間が約70%効率化され、この効率化によりBPOサービスの受託可能件数の増加、ひいては売上高向上に寄与したという。


デジコンでは過去に施工管理サービス「SPIDERPLUS」について同社にインタビューも行っている。こちらの記事も合わせてお読みいただきたい。




参考:画像:スパイダープラスプレスリリース
WRITTEN by

デジコン編集部

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