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デジコン編集部 2026.11.5

大林組と東北大学、次世代建設技術の共創研究所を設置。過酷な現場でも動く「タフ・フィジカルAI」へ

CONTENTS
  1. 担い手不足と災害の激甚化。大学の研究力と現場の実装力を結集
  2. 物理シミュレーション・ロボット制御・AIを連携。現場で検証し実用化へ
東北大学と大林組は、2026年11月1日、東北大学タフ・サイバーフィジカルAI研究センター内に「大林組×東北大学 次世代建設技術共創研究所」を設置した。

東北大学の総合知と大林組の技術・知見を融合し、タフ・フィジカルAI技術の研究開発と社会実装、高度人材の育成、新技術の創出を一体的に推進する。

ここでいうタフ・フィジカルAI技術とは、災害現場や極限環境、条件が定まらない屋外などでも、ロボットや自動運転車などの実体を通じて現実の環境や物理法則を認識し、頑健性と適応性を保ちながら安定して自律動作・制御する次世代のAI技術を指す。

担い手不足と災害の激甚化。大学の研究力と現場の実装力を結集


社会基盤の整備を通じて人々の暮らしや経済活動を支える建設業では、担い手不足への対応、安全性・生産性の向上に加え、激甚化・頻発化する自然災害への対応など、複雑化する社会課題への対応が求められている。

東北大学は、AI・ロボティクスや災害科学をはじめ幅広い分野の研究者が連携する研究基盤を有する。

AI・ロボティクス分野では、困難な環境下でも安定して機能するロボットやIoTに関する技術の研究開発と社会実装を進め、災害科学分野では、災害の予防から復興までを総合的に研究し、災害レジリエンスの向上に取り組んできた。

一方の大林組は、建築・土木の設計・施工で培った技術・知見を基盤に、BIM/CIMやデジタルツインを活用した施工計画・管理の高度化、建設機械の自律・自動運転などを進めている。

両者は、東北大学の高度な研究力と大林組の実践的な現場実装力を結集し、研究開発から建設現場での実証・実用化、成果の社会実装までを一体的かつ継続的に進めるため、本研究所を設置した。

物理シミュレーション・ロボット制御・AIを連携。現場で検証し実用化へ


本研究所では、フィジカルAI、土木・建築、エネルギー、ヒト-ロボット協調、3Dコンクリートプリンター、まちづくり、法律・倫理、災害科学・復興など、多様な分野の専門家が連携し、次世代建設技術の創出に取り組む。

具体的には、建設現場を再現する物理シミュレーション、ロボット制御、AIに関する研究を有機的に連携させ、その成果を大林組の建設現場などで検証し、実用化へとつなげる。

これにより、フィジカルAIと建設技術の融合を加速し、人とロボットが高度に協働する次世代の建設現場の実現を目指す。

活動内容は以下の通り。

  • 物理シミュレータ・ロボット・AIによるタフ・フィジカルAI技術の研究開発。
  • 分野横断的な研究開発をけん引する次世代の高度人材の育成。
  • 大学の研究シーズと建設現場のニーズを結び付けた、分野横断型の新技術・共同研究の創出である。

設置期間は、2026年11月1日から2031年10月31日までとなっている。


WRITTEN by

デジコン編集部

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