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デジコン編集部 2026.10.16

立命館大学発「ReBlueTech」設立、管内検査ロボットを事業化。人が入れない管路に、新たな点検の選択肢を

CONTENTS
  1. 小口径で曲がりの多い管は、人も既存機器も入りにくい
  2. 電動・有線の自走式。コンプレッサーや給水車が不要に
  3. 圧送管から上水道まで。2027年度の製品化を目指す
立命館大学発のスタートアップであるReBlueTechは、2026年10月15日に会社を設立したと発表した。

立命館大学理工学部・加古川研究室(Actuation Lab)の管内移動ロボット技術をもとに、人が立ち入れない管路の点検に取り組む。

まずは下水道の圧送管を対象に実管での検証を重ね、検査の受託や機器の商品化に向けた開発を進める。

小口径で曲がりの多い管は、人も既存機器も入りにくい


社会インフラを維持する現場では、設備の点検・保守を担う人の経験と技能が重要な役割を果たしている。

しかし、とりわけ小口径で曲がりの多い管路には人が入れず、既存の機器でも内部の状態を十分に確認することが難しいのが現状だ。

ReBlueTechは、こうした課題に対し、現場の知恵とロボティクス技術を組み合わせた点検ソリューションを提供する。

電動・有線の自走式。コンプレッサーや給水車が不要に


同社が開発するロボットは、電動・有線の自走式で、電源を用いて管内を効率的に走行する。

すべての機器を電気のみで賄えるため、コンプレッサーや給水車が不要となり、小口径の入口や複雑な曲がりがある管路でも運用できる。

内径75〜300mmの管路を対象に、個別の現場条件に応じた最適なソリューションを提案する。

加えて、管内の映像を点検記録として残し、位置情報との連携や健全度評価への活用を進める。

100m級の実管走行や、製品機への距離計測の付加、映像と位置情報を統合するデジタルツインは現在開発・検証中で、将来的にはAIによる老朽化診断補助や健全度判定補助などへの活用を目指す。

圧送管から上水道まで。2027年度の製品化を目指す


ReBlueTechという社名には、社会を支える「Blue」の仕事を、技術によってもう一度捉え直すという思いが込められている。

人が培ってきた技術や知恵を尊重し、現場を知る人と技術をつくる人が、ともに次の時代の仕事をつくる企業を目指す。

今後は、下水道圧送管における点検技術と実証の蓄積を経て、通信・電力の地下管路や施設排水管の点検への展開を計画している。

なお同社のファウンダー・CTOは、管内移動ロボットの研究開発に15年以上取り組んできた、立命館大学理工学部ロボティクス学科の加古川篤准教授が務める。



WRITTEN by

デジコン編集部

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