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デジコン編集部 2026.10.16

地震で陥没した道路の地下を、人を入れずに調査。DRONE SPORTS、八代市の雨水管内部をドローンで撮影

CONTENTS
  1. 地震で継手がずれ、土砂が流入。地表の穴では地下の状態は分からない
  2. 開口部から機体のみ進入。依頼翌日に現地対応し、7フライトを実施
  3. 国の「No Entry」方針に沿った調査。出水リスクのある管内に人を入れず記録
非GPS環境・狭空間でのドローン点検に特化した国産ドローンメーカーのDRONE SPORTSは、2026年8月熊本県八代市において、地震の影響で道路陥没が発生した箇所周辺の雨水管の内部調査を実施したと発表した。

協和清掃企業(熊本県)から、長島鋳物を通じて依頼を受けたものだ。

口径3,000mmおよび2,400mm、調査延長100mと300mの管路を対象に計7フライトを行い、管内の映像データを取得した。

地震で継手がずれ、土砂が流入。地表の穴では地下の状態は分からない


報道によると、陥没は2026年8月21日午後3時半ごろ、八代市建馬町の県道で確認された。

穴の大きさは直径およそ1メートル、深さおよそ2メートルで、地下にはさらに空洞があるとされ、周辺一帯で交通規制が敷かれた。

原因として指摘されたのが、道路下を通る雨水管だ。

地震の影響で管の継手部分がずれ、そこから土砂が管の中へ吸い込まれた結果、道路の下に空洞ができたとみられている。

もっとも、地表に現れた穴の大きさは、地下の状態を表さない。

土砂がどこからどれだけ流入したのか、空洞がどこまで広がっているのかは、管の内部を確認しない限り分からない。

開口部から機体のみ進入。依頼翌日に現地対応し、7フライトを実施


同社は8月22日に依頼を受け、同日中に移動を開始した。空路の乱れにより一部行程を変更しつつ、翌23日に現地で撮影を行っている。

管の開口部からドローンを進入させ、内部を撮影した。人が立ち入るのは開口部の外までで、管内に入るのは機体だけだ。


当日は、自治体の職員をはじめ多数の関係者が立ち会うなかでの飛行となり、計7フライトを実施して管内の映像データを取得した。

使用機体は、いずれも同社製の狭所点検ドローン「Rangle Pro」「Rangle Micro」である。

取得した映像は、依頼元へ提出している。

国の「No Entry」方針に沿った調査。出水リスクのある管内に人を入れず記録


今回の調査は、管内に人を立ち入らせない「No Entry」の形で実施された。

国土交通省は、下水道管路の点検について、人が管内に立ち入らない「No Entry」方式の実装に向けたロードマップを策定している。


飛行式ドローンは対象技術の一つに位置づけられ、2026年度から自治体での試行業務、2027年度からの本格実施が見込まれている。


地震の直後で、継手のずれや土砂の堆積、突発的な出水が想定される管内に人が入らず、内部の状態を映像として記録できた点に、今回の調査の意義がある。




WRITTEN by

デジコン編集部

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