ツール紹介
デジコン編集部 2026.10.8

クラウド頼みの解析を、自社内で。テラドローン、点群解析・編集を一元化するソフト「テラスタジオ」を発表

CONTENTS
  1. 解析後の確認・調整が重要。工程ごとのソフト分断と内製化が課題
  2. 解析工程を一つに集約。技術者が品質を確認・調整
    1. Terra LiDAR・Terra SLAMの解析工程を一つの環境に集約
    2. 自動処理に頼らず、技術者自身で品質を確認・調整
  3. グラウンドデータ作成まで内製化。クラウドとの併用も可能
    1. フィルタリング・クラス分けからグラウンドデータ作成までの内製化
    2. クラウド解析と自社解析を案件や体制に応じて選択できる
Terra Droneは、全国の測量会社や建設コンサルタント、建設会社向けに、点群解析・編集ソフトウェア「Terra STUDIO」を発表した。

自社のレーザー測量機「Terra LiDAR」やSLAM計測機「Terra SLAM」で取得した3次元点群データの解析から、地表面を表すグラウンドデータの作成までを、ユーザー自身が自社内で行えるソフトウェアである。

解析後の確認・調整が重要。工程ごとのソフト分断と内製化が課題


UAVレーザー測量やSLAM計測では、高密度な3次元点群を取得するだけでなく、その後の解析と品質確認が重要となる。

飛行コースの重複部分にずれがないか、植生や構造物が地表面として誤って分類されていないかなど、計測条件や現場状況に応じて、技術者が処理結果を確認し、必要な調整を行うことが求められる。

一方、点群解析では工程ごとに異なるソフトウェアを利用するケースもあり、複数のデータや作業工程、各ソフトの使用期限を管理しながら進める必要があった。

加えて国内では海外製の点群解析ソフトも広く利用されており、解析を内製化するうえでは、日本語での技術情報や国内の測量実務を踏まえたサポートを受けられる運用環境も重要となる。

テラドローンはこれまで、国内トップクラスのシェアを持つTerra LiDARシリーズを中心とした計測機器と、クラウド解析サービスを組み合わせて顧客を支援してきた。

その一方で顧客からは、「解析結果を自社で確認・調整したい」「案件数の増加に合わせて解析を内製化したい」「社内に解析技術を蓄積したい」といったニーズも寄せられていた。

解析工程を一つに集約。技術者が品質を確認・調整


「テラスタジオ」の特徴は以下の通りだ。

Terra LiDAR・Terra SLAMの解析工程を一つの環境に集約


Terra LiDAR 4ではGNSS・IMU解析やレーザー計測データとの統合、飛行コース間の調整などに、Terra SLAMシリーズではSLAM統合解析に対応する。


その後のオリジナルデータ作成からグラウンドデータ作成までを一つのソフトで行えるため、工程ごとに分かれがちな解析作業を一元化し、データ受け渡しやソフト間の移動を減らせる。

自動処理に頼らず、技術者自身で品質を確認・調整


飛行コースごとの点群を比較して重複部分のずれを確認しながらコース間の調整を行えるほか、既知座標との較差確認や検証点による精度確認にも対応する。


自動処理の結果をそのまま採用するのではなく、現場を理解する技術者が結果を確認し、必要な調整を反映できることを重視した。

グラウンドデータ作成まで内製化。クラウドとの併用も可能


フィルタリング・クラス分けからグラウンドデータ作成までの内製化


植生や構造物を含む点群に対してフィルタリングやクラス分けを行い、地表面を表すグラウンドデータを作成できる。


これまでクラウド解析サービスに依頼していたグラウンドデータ作成工程を、自社内で実施できる環境を提供する。

あわせて、TIN・断面・等高線の作成や土量計算にも対応する。

クラウド解析と自社解析を案件や体制に応じて選択できる


解析人員や教育負担を抑えたい場合はクラウド解析、技術やノウハウを社内に蓄積したい場合はテラスタジオというように、案件数や納期、人員体制、技術習熟度に応じて解析方法を選べる。

なお、正式な販売開始日や対応機種、プラン別の機能、価格、ライセンス条件については、決定次第案内するとしている。




WRITTEN by

デジコン編集部

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