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デジコン編集部 2026.10.6

「探す・電話・返事待ち・契約」をなくす。三重発「楽々さんぱい」、面倒な産廃手配をリアルタイムでマッチング

CONTENTS
  1. 排出も収集運搬も抱える「手配の手間」。現場ごとに業者探しが発生
  2. 条件を入力すればオンラインでマッチング。三者間は電子契約で
  3. 限られた車両を効率活用。東海から全国展開を視野に
建物解体と産業廃棄物処理を手がけるエコ・プランニング(三重県津市)は、建設・解体現場などから発生する産業廃棄物について、排出事業者・収集運搬業者・処分業者をオンライン上でつなぐマッチング型プラットフォーム「楽々さんぱい」のテスト運用を開始した。

「回収してほしい現場」と「この時間なら車両を動かせる」という情報をつなぎ、産廃手配そのものを、よりリアルタイムで効率的な仕組みに変える狙いだ。

「産廃版ウーバー」とも表現されるサービスで、創業60年の産廃会社が、長年現場で感じてきた「手配の手間」をデジタルで変革する。

排出も収集運搬も抱える「手配の手間」。現場ごとに業者探しが発生


建設・解体工事では、工事の進捗に応じてさまざまな産業廃棄物が発生する。

そのたびに排出事業者は、回収業者を探し、希望日時を伝え、車両を手配してもらい、処分先や処分料を確認し、契約を締結するといった手続きを行う必要がある。

しかも建設業界では、現場ごとに地域が変わることがほとんどだ。

一つの事業者と契約していても、どの地域の現場でも同じように対応できるとは限らず、その都度、適切な収集運搬業者や処分先を探す必要がある。

一方で収集運搬業者側にも、車両の稼働状況や帰り便などを十分に活用できないケースがある。

エコ・プランニングが着目したのは、この双方に存在する「手配の手間や効率」という課題だった。

条件を入力すればオンラインでマッチング。三者間は電子契約で


「楽々さんぱい」は、排出事業者側の「回収してほしい」というニーズだけでなく、収集運搬業者側の「この時間なら車両を動かせる」という情報にも着目している点が特徴だ。

排出事業者が「○月○日○時に、この現場から回収してほしい」と共有すると、「その日時なら車両を動かせる」という収集運搬業者の情報と、オンライン上でリアルタイムにつなぐ。


従来は「探して、連絡して、返事を待つ」必要があった手配を、「条件を入力して、つながる」手配へと変える。

スマートフォンやパソコンから希望する回収日時や条件を入力することで、収集運搬業者の選定から回収依頼、契約、処分までの一連の流れをオンライン上で効率化する。

三者間の契約には電子契約を活用し、事務負担の軽減も図る。


なお、初期費用・固定費は無料とし、利用量に応じた従量課金方式を採用している。

限られた車両を効率活用。東海から全国展開を視野に


産業廃棄物処理業界では、人材不足や車両不足、燃料・経費の高騰など、事業者を取り巻く環境が著しく変化している。

そのなかで、限られた人・車両・時間をいかに効率よく活用するかは、業界を持続していくうえで重要なテーマだ。


「楽々さんぱい」では、収集運搬業者が抱える車両の空き時間や帰り便などを、別の現場から発生する回収ニーズと結びつけることで、限られた車両をより効率的に活用する仕組みを目指す。


なお本サービスは、「三十三銀行ビジネスプランコンテスト2025」でNTT西日本特別賞を受賞している。

現在は三重県を中心にテスト運用を進める段階で、今後より多くの事業者の参加を得てマッチング事例を積み重ね、本格的な実用化を目指す。




WRITTEN by

デジコン編集部

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