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デジコン編集部 2026.8.21

日本工営、下水道インフラの維持管理・長寿命化技術が国交省AB-Cross・応用研究に採択。点検の安全性向上と長寿命化へ

CONTENTS
  1. 道路陥没を招く管路の老朽化。人手不足と危険作業も重なる課題
  2. 通水したまま管内を移動、断面形状や空洞も把握。フロート式点検ロボットを実証
  3. 新塗膜材料で防食・補強も。下水道メンテナンスの高度化を加速
日本工営は、国土交通省が公募した令和8年度予算による「下水道一体革新的技術実証事業(AB-Crossプロジェクト)」および令和8年度「応用研究(下水道)」において、2件の研究テーマが採択されたと発表した。

採択されたのは、「下水道管路におけるフロート式点検ロボットの実証事業」と、「新塗膜材料の下水道施設防食・補強対策への適用」である。

道路陥没を招く管路の老朽化。人手不足と危険作業も重なる課題


下水道管路の老朽化は、昨年1月に発生した埼玉県八潮市の事例に代表されるように、大規模な道路陥没を引き起こすなど、社会活動や国民生活に重大な影響を及ぼしかねない全国的な課題となっている。

とりわけ1950〜70年代の高度経済成長期に整備されたものをはじめ、老朽化した施設の急速な増加が見込まれる。

その一方で、人口減少による使用料収入の減少や専門人材の不足により、施設の点検や更新などの老朽化対策が追い付いていないのが現状だ。

通水したまま管内を移動、断面形状や空洞も把握。フロート式点検ロボットを実証


1件目の「フロート式点検ロボットの実証事業」は、AB-Crossプロジェクトとして採択された。


実施者は、日本工営、ウオールナット、埼玉県の共同研究体である。

農業水利施設や電力土木分野で水路トンネル点検の実績を持つフロート式点検ロボットをベースに、下水道管路の点検に適用可能な装置へと改良する。

これにより、通水状態のまま管路内を移動しながら、管路内面の状況や断面形状、管路周辺の空洞の有無などを一体的に把握する技術の実証を行う。

下水道管路特有の環境条件下における適用性・有効性を検証し、点検作業の安全性向上と効率化・省人化をはかる狙いだ。

作業員が管路内に立ち入ることなく、通水したまま点検できる点が、危険作業の解消につながる。



新塗膜材料で防食・補強も。下水道メンテナンスの高度化を加速


2件目の「新塗膜材料の下水道施設防食・補強対策への適用」は、応用研究(下水道)として採択された。

老朽化した既存管路の機能を維持したまま、効率的かつ安全に長寿命化する工法を目指すものだ。

今回採択された2件の実証事業・研究は、いずれも下水道管路の老朽化という課題に対応する。

点検および長寿命化のそれぞれの領域で、下水道管路メンテナンスの高度化に資する技術の実証・研究開発を進める。






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デジコン編集部

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