コラム・特集
デジコン編集部 2026.7.28

【CSPI 2026 現地レポート】過去最多606社・来場約6万2000人の国際建設・測量展で見た注目ブースを紹介!【随時更新】

CONTENTS
  1. FLIGHTS SCANシリーズ(FLIGHTS)
  2. LiGrip O2(GreenValley International / アメリカ)
  3. アライオークション(荒井商事)
  4. Leica MultiMapper( ライカジオシステムズ )
  5. 新型油圧ブレーカ「FHBシリーズ」( 古河ロックドリル )
2026年6月17日(水)から20日(土)までの4日間、幕張メッセにて「第8回 国際 建設・測量展 CSPI 2026」が開催された。

建設・測量業界における国内最大級の専門展示会であり、最先端の技術や製品が一堂に会するこのイベントは、回を重ねるごとにその規模を拡大している。

今回のCSPI 2026は、まさに過去最大の盛り上がりを見せた大会となった。海外からの100社を含む合計606社が出展し、展示ブースは過去最多となる3,450小間にまで拡大。

展示面積は約60,000㎡に及び、展示ホール1〜8に加えて屋外展示場までを使った、圧倒的なスケールでの開催となった。

そして、4日間の来場者数は合計62,209名(前年57,362名)を記録し、こちらも過去最多を更新している。

会場では、各出展ブースで実際の製品に触れ、デモを体験できる場が設けられ、活発な商談が繰り広げられた。

建設・測量業界が抱える人手不足や業務効率化といった課題の解決に向けて、次世代を担う革新的な技術が数多く披露された本展。

数ある出展企業の中から、デジコン編集部が注目したブースをピックアップして紹介していく。

FLIGHTS SCANシリーズの紹介文を作成します。いただいた参考情報を軸に、記載のない仕様は補わない形で、公式の位置づけに沿って執筆します。念のため、この製品が実際にCSPI 2026に出展されていたか、公式の表現に誤りがないかを確認します。確認できました。いただいた参考情報を軸に、公式表現とも整合する形で紹介文を作成します。


FLIGHTS SCANシリーズ(FLIGHTS)


公共測量に対応する高精度な三次元点群測量LiDARとして注目を集めていたのが、FLIGHTS社の「FLIGHTS SCANシリーズ」だ。

同シリーズは、UAV(ドローン)搭載型の「FLIGHTS SCAN」と、ハンドヘルド型レーザースキャナー「FLIGHTS SCAN Handy」の2タイプを展開している。


「FLIGHTS SCAN」は、ドローンに搭載して広域計測を可能にする三次元点群測量LiDARだ。

森林や山間部、河川、道路といった広域エリアを効率的に計測でき、レーザー計測によって植生下の地形取得にも対応する。短時間で広範囲の高密度点群データを取得できる点が大きな特長だ。

さらに、地形追従飛行計画作成Webサービス「FLIGHTS PLAN」、点群作成ソフト「FLIGHTS POINT」、成果品作成Webサービス「FLIGHTS DOCS」を組み合わせたトータルソリューション「FLIGHTS SCAN Suite」として展開している。
(画像元:FLIGHT SCAN WEBサイトより引用)

従来の測量手法では多くの時間と人手を要していた地形取得作業について、大幅な工数削減が期待できる。

一方の「FLIGHTS SCAN Handy」は、SLAM(自己位置推定と地図作成を同時に行う技術)を活用したハンドヘルド型レーザースキャナーだ。


歩行しながら計測することで、橋梁下部やトンネル内部、建設現場、屋内空間など、ドローンの飛行が難しい環境でも高密度な3次元点群データを取得できる。

GPSが利用できない環境でも自己位置推定によって計測でき、構造物や空間を短時間で高精度に記録することが可能だ。

《 デジコン編集部注目ポイント 》

空のドローンと地上のハンディ、双方をワンブランドで揃えている点に注目。とくにHANDYはVisual SLAMの搭載で、GNSSの届かない地下やトンネルという“最後の死角”まで踏み込んだ。空と地上を一気通貫でカバーする発想が、現場の三次元化を地に足の着いたカタチで進めている。


LiGrip O2(GreenValley International / アメリカ)


あらゆる環境の正確なマッピングを目指すハードウェア・ソフトウェアを手がける、米カリフォルニアのGreenValley International社。同社のフラッグシップとなるハンドヘルド型LiDARが「LiGrip O2」だ。


最大の特徴は、LiDARセンサー、3台の12MPパノラマカメラ、2台のVisual SLAMカメラ、そしてGNSSアンテナを一体化したオールインワン設計にある。

測量グレードとされる高精度計測に対応し、最大640,000点/秒という高速スキャンレート、最大300mの計測レンジを備える。測位モードは、RTK-SLAM、PPK-SLAM、MLF-SLAM、SLAMの4種類に対応。


GNSSが届くか否か、あるいは特徴点が少ない環境かどうかといった現場条件に応じて、最適なモードを選べる。

とりわけ、3眼パノラマカメラによる全方位のカラー取得と、2台のVisual SLAMカメラによる安定した自己位置推定を組み合わせることで、トンネルや地下空間のような特徴点の乏しい環境でも高品質な点群取得を実現する点が強みだ。


さらに、ハンドヘルド運用にとどまらず、バックパック型、伸縮ポール型、車載型、UAV搭載型といった多様な構成にも対応するという。

取得データからは点群のほか、パノラマ画像、Gaussian Splattingデータ、MESHデータなど、多彩な成果物を生成できる。

《 デジコン編集部注目ポイント 》

注目は「4つの測位モード」を1台で切り替えられる点。RTKが使える開けた現場から、GNSSの届かないトンネル・地下まで、機材を持ち替えずに1台で対応できる。しかも空撮から車載まで載せ替え自在。“現場を選ばない万能性”を突き詰めた、まさにフラッグシップと呼ぶにふさわしい一台だ。


アライオークション(荒井商事)


乗用車から建設機械、農業機械、トラックまで、あらゆる商材を国内外へと繋いできた荒井商事が出展したのが、中古車・中古機械のBtoBオークションサービス「アライオークション」だ。


そのオークション規模は大きく、年間出品台数は約45万台、会員数は約35,000社にのぼる。


強みは、商材の幅広さにある。トラック・バス、建設機械、農業機械、フォークリフト、乗用車、オートバイに加え、架装品やトレーラ単体、エンジンや発電機といったパーツまでを網羅。

なかでも建設機械については、油圧ショベルから希少機まで、毎週開催のオークションを実施しているという。取引を支えるのが、中立の立場で行われる厳正な車両検査である。


独自の検査基準によって品質を担保し、情報の透明性を徹底することで、実会場でもオンラインでも安心して取引できる「クリーンな場」を維持している。

《 デジコン編集部注目ポイント 》

仙台から福岡まで全国に会場を展開し、どこからでもオンラインでセリに参加できる環境も整う。保有する建機・重機を売却したい、あるいは中古機械を仕入れたいという建設事業者にとって、有力な選択肢となるサービスといえるだろう。


Leica MultiMapper( ライカジオシステムズ )


ヘリコプターや固定翼機に搭載して空から広域を計測する、航空測量分野の新製品として登場したのが、ライカジオシステムズの「Leica MultiMapper」だ。

Hexagonグループの一員である同社が2026年2月に発表した、イメージング(撮像)とLiDARを1台に統合した、コンパクトなハイブリッド航空計測システム。


最大の特徴は、その可搬性にある。重量は25kg未満に抑えられており、持ち運び、輸送、機体への設置が容易だ。

あらゆるサイズのヘリコプターや軽量の固定翼機に適合するよう設計されており、パイロットのみでの運用を可能にすることで、運用の複雑さを軽減する。


その軽量設計により、機材の展開から飛行、撤収までを1日のうちに完了できるため、到達が難しい遠隔地や、厳しい環境下のミッションにも迅速に対応できる。

性能面では、直下視(ナディア)と斜め(オブリーク)の両方をとらえるマルチビューカメラと、高密度のLiDARを単一のプラットフォームに統合。これにより、画像とLiDARデータを同時に取得できるという。


都市モデリングやコリドー(線状インフラ)マッピングから、インフラ点検、災害後の状況評価まで、幅広い用途にシームレスに対応する。

さらに、タブレットベースの新アプリ「Leica AirPro FIELD」により、飛行中のセンサー制御やミッション設定の管理、飛行パラメータの確認が可能となっている。

計画から成果品の納品までを一貫して支える、洗練されたワークフローが用意されている点も心強い。

《 デジコン編集部注目ポイント 》

注目は「25kg未満・パイロットのみで運用可能」という思い切った軽量化だ。従来の航空測量は大掛かりな機材と体制を要したが、朝に展開して日没前に撤収できる機動力は、災害後の緊急調査で真価を発揮する。画像とLiDARを同時取得できる汎用性も併せ、空からのマッピングの敷居を確実に下げる一台だ。


新型油圧ブレーカ「FHBシリーズ」( 古河ロックドリル )


岩盤の掘削やコンクリートの破砕に使われる油圧ショベル用アタッチメント、油圧ブレーカ。

そのフルモデルチェンジ機として展示されていたのが、古河ロックドリルの新型油圧ブレーカ「FHBシリーズ」だ。


同社の油圧ブレーカは、約13年ぶりとなるフルモデルチェンジを迎えた。会場では、12トン級ショベル用モデルから100トン級ショベル用の超大型モデルまで、超低騒音仕様を含む4種類のブラケットにて、7機種を揃えて展示。

技術面での目玉が、2つの新機構だ。ひとつは「QUICK SWITCH VALVE(QSV)」。打撃ストロークの調整を簡単に行える機構である。もうひとつが「SMART STROKE SYSTEM(SSS)」だ。




破砕物の硬さを検知して打撃ピストンのストロークを自動で最適化し、常に最適な打撃力を維持することで作業効率を向上させる。

あわせて、空打ちによる油圧ブレーカ本体へのダメージを軽減する機能も備える。さらに同社は、超大型ブレーカ「Fxj1070α」を超える超超大型のFHB油圧ブレーカを、参考出展した。

《 デジコン編集部注目ポイント 》

注目は、破砕物の硬さを自動検知してストロークを最適化するSSSだ。従来オペレーターの経験に頼っていた打撃力の調整を機械が担い、作業効率の向上と本体保護を両立する。



次回は8月3日更新予定です





WRITTEN by

デジコン編集部

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