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デジコン編集部 2026.7.21

ヒューマノイドが東京・トーチタワーを1.0m/sで自律巡回。清水建設が「AIロボット」の研究開発を本格化

CONTENTS
  1. トーチタワー建設現場でヒューマノイドが1.0m/sで自律歩行・現場巡回。マルチモーダルLLMで映像を解析
  2. ソニーなど複数企業と協力し「建設業に特化したAIエコシステム」を構築。熟練技能のモデル化・アーカイブ化も
清水建設は、建設現場における労働力不足の解消と生産性・安全性の向上を目的にAIロボット(フィジカルAI)の現場実装に向けた取り組みを開始したと発表した。

すでにヒューマノイドロボットによる現場巡回やロボットアームによる塗装作業の実用化をターゲットに、本格的な実証をスタートさせている。

トーチタワー建設現場でヒューマノイドが1.0m/sで自律歩行・現場巡回。マルチモーダルLLMで映像を解析


清水建設は、作業の進捗によって日々環境が変化する建設現場や人手による作業が圧倒的に多い建設業の作業特性から、複数の作業をこなす汎用機として活用できる可能性が高いヒューマノイドロボットに着目した。


「Torch Tower(トーチタワー)」の建設現場で実施した巡回作業の実証では、手にカメラを持ったヒューマノイドが1.0m/sの速度で自律的に歩行し、現実世界である現場の状況を感知・判断しながらあらかじめ指定した道順で巡回した。

カメラで撮影・取得した映像をマルチモーダルLLM(大規模言語モデル)を駆使したAI技術によって解析することで、管理業務の効率化につなげていくことも検討している。

あわせて作業者の動作を模倣学習したロボットアームでの塗装作業も実証を進めている。

ソニーなど複数企業と協力し「建設業に特化したAIエコシステム」を構築。熟練技能のモデル化・アーカイブ化も


AIロボットの現場実装に必要となるのは、建設現場でのデータ収集・分析やシミュレーション、AI学習モデルの構築、ロボットへの実装(実証試験)のサイクルを着実に回す「建設業に特化したAIエコシステム」の構築だ。

(ロボットアームによる塗装作業)

エコシステム構築の過程で進められるAIロボットへの移植を目的とする技能のモデル化・アーカイブ化は、熟練技能者の高齢化が進む中で日本の建設業が持つ高度な技能の伝承にもつながるものと期待されている。

清水建設は今後、ソニーなど複数企業の技術協力を得ながら、建設業界の先陣を切ってAIロボットの実用化を進めていく方針だ。







WRITTEN by

デジコン編集部

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