ツール紹介
デジコン編集部 2026.6.11

「喉が渇かない」が一番危ない。尿の水分レベルを可視化し建設現場の熱中症対策を強化。ユーフォリア×大塚製薬が奥村組現場で実証

CONTENTS
  1. 始業前に水分レベルが低い作業員が37.5%。しかし81%が「脱水を感じない」。自覚に頼れない現実が浮かぶ
  2. ラグビー日本代表で磨かれたコンディション管理の方法論を「産業アスリート」へ応用
スポーツテック企業のユーフォリアは2026年6月10日、データマネジメントシステム「ONE TAP SPORTS」に大塚製薬の尿を使った栄養モニタリングサービス「Vivoo(ビブー)」を連携させ、建設現場作業員の水分摂取傾向を客観的に可視化する熱中症対策ソリューションの提供を開始した。

有効性は奥村組の建設現場での実証(2024年9月、16名対象)で確認されており、「水分補給への意識が向上した」と回答した作業員は80%に達した。

始業前に水分レベルが低い作業員が37.5%。しかし81%が「脱水を感じない」。自覚に頼れない現実が浮かぶ


実証で浮かんだ最も重要な発見は「自覚症状のなさ」だ。

奥村組現場での調査では出勤時点で水分レベルが低い作業員が16名中6名(37.5%)存在したが、その大部分が「脱水を感じない」と回答(16名中13名・81.25%)しており、作業員本人の感覚では脱水状態を把握できないという熱中症対策の盲点が数字として浮かび上がった。

Vivooは専用試験紙に尿をかけてスマートフォンアプリで読み取るだけで水分レベル・ビタミンC・食塩摂取量など6項目を測定できるサービスで、ONE TAP SPORTSとのAPI連携により測定データが自動で管理システムに取り込まれる。

現場管理者・産業医・健康管理担当者がダッシュボードで作業員全体の水分状態を一元把握し、声かけのタイミング設計や目標摂取量の事前設定などの現場運用設計につなげられる。

ラグビー日本代表で磨かれたコンディション管理の方法論を「産業アスリート」へ応用


ユーフォリアはラグビー日本代表を含む国内外71競技・1,700チーム超にONE TAP SPORTSを導入してきたスポーツテック企業で、アスリートのコンディション管理ノウハウを建設・運輸・物流・農業現場など過酷な環境で働く「産業アスリート」の安全衛生に応用する方向性で事業を展開している。





WRITTEN by

デジコン編集部

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