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デジコン編集部 2026.6.3

高速道路の既設光ファイバを計測用と繋いで100kmを一拠点で常時監視。鹿島×NEXCO東日本が国内初の光ファイバネットワークモニタリング実証を開始

CONTENTS
  1. 走行車両の振動から交通状況を検知・路面温度・構造物変状まで100kmを1拠点でリアルタイム把握
  2. 急峻山地・フォッサマグナを通過する過酷な環境の上信越道で実証。構造物維持管理とBCPへの活用を目指す
鹿島はNEXCO東日本・ネクスコ東日本イノベーション&コミュニケーションズ(NI&C)と共同で、高速道路に既設の通信用光ファイバを活用した「ネットワークモニタリングシステム」の実証実験を昨年の11月より開始し、一部の接続が完了してデータ測定を確認したと発表した。

高速道路の既設通信用光ファイバと新設の計測用光ファイバを繋いで光ファイバセンシングで計測する国内初の取り組みで、上信越自動車道の更埴JCT〜碓氷軽井沢IC間(約100km)を対象に実証を進めている。

走行車両の振動から交通状況を検知・路面温度・構造物変状まで100kmを1拠点でリアルタイム把握


本システムの核心は光ファイバセンシング技術だ。走行車両によって生じる振動を光ファイバで高精度に検知することで交通流・事故発生地点を把握し、路面温度・橋梁・トンネル・カルバート・法面・盛土の変状まで多様な情報を100km程度の範囲にわたり1集約拠点の測定器でリアルタイムに監視できる。


電源と通信環境が整った集約拠点を活用することで、電源も通信も届かない場所の監視も可能になる点が従来の局所センサや人的巡回との大きな差別化だ。

現在は更埴JCT〜蓬平電気室の約30kmで実証中で、蓬平カルバート・路面・千曲川橋の計測データ取得を確認している。



急峻山地・フォッサマグナを通過する過酷な環境の上信越道で実証。構造物維持管理とBCPへの活用を目指す


実証区間の上信越自動車道は急峻山地とフォッサマグナを通過するため経年劣化や異常気象による構造物変状が起こりやすく、渋滞も多い過酷な路線として選定された。

今後は計測対象を拡大して橋・トンネル・のり面を加え、インフラ構造物の常時見守りによる維持管理効率化・BCP・交通運用管理への貢献を目指す。




WRITTEN by

デジコン編集部

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