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デジコン編集部 2022.4.7

保険業界初、建機向けテレマティクスサービスを開発。東京海上日動ら

東京海上日動とEARTHBRAINは、建設業界初となる建設機械向けテレマティクスサービスの提供を開始した。

テレマティクスとは、テレコミュニケーションとインフォマティクスから作られた造語で、移動体(建機など)に移動体通信システムを利用してサービスを提供することの総称。

本サービスでは、東京海上日動およびパイオニアと共同製作した前方カメラ搭載のテレマティクス端末を建設機械に取付けることで、1日の作業内容や稼働時間、位置情報などのデータを取得し、作業状況を可視化する。


建設機械向けテレマティクスサービスの構成イメージ


独自の機械学習モデルを用いて、テレマティクス端末で取得したセンシングデータ(速度・加速度情報など)から建設機械の挙動を把握することにより、建設機械の効率的な活用や、長時間作業アラートなどによる事故発生の抑制が可能となる。

また、万が一事故が発生した際にも、端末内蔵のSDカードの録画映像データから、事故発生時の状況を迅速かつ正確に確認することもできる。

取得した作業内容や稼働時間、位置情報などのデータは、ランドログ社が提供する「ランドログプラットフォーム」を通じて確認することができる。


また、取得データをCSV形式でダウンロードすることも可能なため、各建設機械のCO2排出量などをお客様ご自身で算出する基礎データとして活用いただくことで、環境性向上にも貢献が期待される。なお、対象となる建設機械はバックホウで、製造メーカーや販売時期を問わないため、すでに現場で運用されているバックホウも含め、幅広く活用できる。


東京海上日動
https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/

WRITTEN by

デジコン編集部

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