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デジコン編集部 2026.5.22

穿孔データをAIが読んで5〜10分で装薬量を計画。奥村組が山岳トンネル発破掘削の「装薬量計画システム」を開発

CONTENTS
  1. コンピュータジャンボの穿孔データをAIが解析し全断面の装薬量を5〜10分で算出
  2. 将来は穿孔配置計画システムと統合し「高度な発破パターン計画システム」へ
奥村組は2026年5月21日、ジェーエムエーシステムズ・アクロクエストテクノロジーと共同で、山岳トンネル工事の発破掘削においてAIが適切な装薬量を計画する「装薬量計画システム」を開発した。

熟練技能者の経験と勘に依存してきた発破パターン計画をデータとAIで代替し、出来形品質の安定化と技能者減少への対応を目指す。

コンピュータジャンボの穿孔データをAIが解析し全断面の装薬量を5〜10分で算出


本システムはコンピュータジャンボから取得した穿孔データを専用PCに転送・編集してクラウドへアップロードすると、過去の施工データを学習したAIモデルが雷管の段数(起爆タイミング)を考慮しながら装薬孔ごとの適切な装薬量計画値を算出し、図表で表示・出力する3ステップで完結する。

穿孔データ取得から推論結果の表示まで全断面で5〜10分という短時間での計画が可能だ。

四国地方整備局発注の見付トンネル工事での現場検証では、外周装薬孔を対象に本システムの計画値(340〜390g)と熟練技能者の実績値(400g)を比較した結果、設計断面に近い掘削量となった発破断面において概ね整合することを確認した。



将来は穿孔配置計画システムと統合し「高度な発破パターン計画システム」へ


今後はコンピュータジャンボを使用するトンネル現場への積極的な展開とAIモデルの精度向上を進めるとともに、装薬孔の穿孔配置を計画するシステムの開発にも取り組み、両システムを統合した高度な発破パターン計画システムへの発展を目指す。






WRITTEN by

デジコン編集部

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