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デジコン編集部 2026.4.30

鉄筋工を4割削減・スマホ遠隔操作で安全配筋。鹿島建設×丸井産業が太径横筋の配置を省人化する装置「Bar Crawler」を開発

CONTENTS
  1. 足場最上段で横筋を積層スペーサへ載せ替え・降下させるだけで配筋完了。スマホ遠隔操作で安全な場所から作業
  2. 鉄筋架台が不要になり準備工程を簡素化。クレーンを他作業へ転用でき現場全体の効率も向上
鹿島建設と丸井産業(広島県広島市)は2026年4月23日、美保鉄筋(島根県出雲市)および原商(島根県松江市)と共同で、重量のある太径の横筋を所定位置に配置する装置「Bar Crawler™(バークローラ)」を開発したと発表した。

太径横筋の配置作業における鉄筋架台の設置を不要にするとともに、従来は鉄筋工が足場各段に移動しながら人力で行っていた配筋作業を省人化し、実証実験では従来工法比で鉄筋工を4割削減できることを確認した。

足場最上段で横筋を積層スペーサへ載せ替え・降下させるだけで配筋完了。スマホ遠隔操作で安全な場所から作業


本装置は足場最上段でクレーンから荷受けした横筋を積層スペーサに載せ替え、積層スペーサと共に降下させるだけで配筋が完了する仕組みだ。


レール用ネジ節鉄筋をモーターで回転させることで積層スペーサを降下させて配筋する構造で、スマートフォンから遠隔操作できるため、作業者は離れた安全な場所から操作が行える。

プレファブ化が困難なL型鉄筋などを用いる構造物端部の配筋にも対応でき、鉄筋継手の位置変更など仕様変更にも対応可能という柔軟性も備える。

鉄筋架台が不要になり準備工程を簡素化。クレーンを他作業へ転用でき現場全体の効率も向上


従来工法では準備作業として鉄筋架台の設置が不可欠で、鉄筋工が足場各段に移動しながら重量のある横筋を取り扱う不安定な姿勢での作業が多く発生していた。

バークローラの導入により、積層スペーサが鉄筋架台の代替となって準備工程が簡素化され、頭上に制限のない足場最上段で安定した姿勢での作業が可能になる。

横筋の揚重作業量の低減によりクレーンを型枠設置などの他作業へ転用できるようになるため、現場全体の作業効率向上にも貢献する。







WRITTEN by

デジコン編集部

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