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デジコン編集部 2026.4.24

点検票を読み込むだけで診断調書案を自動生成。NTTドコモソリューションズらが橋梁診断支援AIエージェント「橋梁アセスタ」を販売開始

CONTENTS
  1. 自治体ごとに異なる点検票様式をそのまま読み取り、熟練技術者の暗黙知を組み込んだ診断ロジックで調書案を自動生成
  2. 実運用検証で診断業務の作業時間を最大80%削減を確認。SaaS型でWebブラウザから利用可能
NTTドコモソリューションズ、NTTドコモ、溝田設計事務所の3社は2026年4月23日、長崎大学の監修のもと共同開発した橋梁診断支援サービス「橋梁アセスタ™」の販売をNTTドコモビジネス株式会社が開始した。

全国約73万橋のうち建設後50年以上を経過した橋梁が2029年度には約54%に達する見込みの中、5年ごとの定期点検で年間約15万橋の診断が必要となっており、技術者不足・業務負担増大・技術継承の難しさという3つの課題への解決策として開発された。

自治体ごとに異なる点検票様式をそのまま読み取り、熟練技術者の暗黙知を組み込んだ診断ロジックで調書案を自動生成


本サービスの核心は、生成AIとRAG(Retrieval-Augmented Generation)を活用した業務特化型AIエージェントだ。

自治体ごとに形式が異なる点検票をそのまま読み取り、診断に必要な情報が不足している場合はチェックリスト形式で対話的に確認しながら、国土交通省が定める制度・要領等に準拠した様式で診断調書案(定量評価・所見文)を自動生成する。

従来のRAGがマニュアルを検索するだけにとどまるのに対し、本サービスは溝田設計事務所が持つ熟練技術者の暗黙知を言語化した独自の「診断ロジック」を参照情報として組み込んでいる点が特徴で、経験の浅い技術者でもAIが提示する診断調書案と根拠を確認しながら業務を進められる。

実運用検証で診断業務の作業時間を最大80%削減を確認。SaaS型でWebブラウザから利用可能


2025年12月〜2026年3月に複数の自治体や建設コンサルタントとの実運用検証において、診断業務にかかる作業時間を最大80%削減できることを確認した。

SaaS型でWebブラウザから利用可能で、料金は対象範囲や橋梁種類により個別見積りとなる。



WRITTEN by

デジコン編集部

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