ツール紹介
デジコン編集部 2026.4.29

「高価な機体を限られた場面で使う発想」から脱却。JISDAが完全国産・原価7万円の訓練用固定翼ドローン「Shiraha」の提供を開始

CONTENTS
  1. 損耗・補充を前提とした設計思想。繰り返し飛ばして操縦・整備・運用判断を磨くことを重視
  2. 国内サプライチェーンと接続しやすい構成。部材調達・製造・組み立て・品質管理まで国内完結を視野に
日本技術安全保障戦略機構(JISDA)は2026年4月14日、完全国産の固定翼ドローン「ACM-01 Shiraha」の提供を開始した。

翼長1.9mの木製機体構造を採用し、コンポーネントまで含めて国産で構成。訓練用途に必要な最低限の仕様に絞り込むことで原価7万円を実現した訓練・短距離運用向けの固定翼無人機だ。

損耗・補充を前提とした設計思想。繰り返し飛ばして操縦・整備・運用判断を磨くことを重視


Shirahaの設計思想の核心は「損耗を前提とした訓練」だ。ウクライナの前線周辺での継続的な現地調査を重ねてきたJISDAは、無人機が対策され・破損し・修理されながら繰り返し使用される現場の実態を踏まえ、継続的に補充・改善できる体制こそが運用能力の一部になるという認識のもと本機を開発した。

原価7万円という価格設定は単なるコスト訴求ではなく、十分な回数を飛ばし失敗も経験しながら操縦・整備・運用判断を磨ける訓練環境を実現するための設計判断だ。

国内サプライチェーンと接続しやすい構成。部材調達・製造・組み立て・品質管理まで国内完結を視野に


Shirahaは組み立てだけでなく、部材調達・製造・検査・品質管理までを視野に入れた国内供給体制との接続を前提とした構成を採用している。

JISDAは無人アセットコンソーシアム「RISE」を通じ、国内の優れた要素技術や製造力をつなぐサプライチェーン開拓を進めており、Shirahaはその延長線上に位置づけられる。訓練・保管・補充パッケージ「Skill House」と組み合わせることで、損耗を前提とした継続的な訓練環境を一体で提供する。








WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。