ニュース
デジコン編集部 2026.4.28

「ゲンバ発、セカイ行き」。JR東日本が現場発技術開発ブランド「GENICHI」を始動。累計1万4,500件の成果を社会へ

CONTENTS
  1. 濡れた面に貼れる補修テープ・カプサイシン防鼠シート・コンクリート剥落防止スプレーなど建設・土木にも直結する製品が続出
  2. 1日1件以上のペースで40年続く現場発イノベーション。建設・インフラ業界への横展開を加速
東日本旅客鉄道は第一線の職場における技術開発成果を鉄道業界の枠を超えて幅広く社会に届けることを目的とした新ブランド「GENICHI(げんいち)」を立ち上げ、公式サイトを開設した。

1988年に開始した「現場第一線における技術開発」制度は約40年で累計約1万4,500件の開発実績を積み上げており、近年では約3割が実用化されている。

濡れた面に貼れる補修テープ・カプサイシン防鼠シート・コンクリート剥落防止スプレーなど建設・土木にも直結する製品が続出


GENICHIブランドで紹介される主な開発品のうち、建設・インフラ関係者にも関わりの深いものとして以下が挙げられる。

雨天時の濡れた表面や低温下でも強力に接着できる補修テープ「ファーストリペア®」は、駅ホームのブロック材の応急処置に始まり、さまざまな現場での使用が広がっている。

コンクリート構造物の剥落事故防止に使う応急補修材「剥落マモリータ®」はスプレー缶タイプで耐久性・携帯性に優れ、JR各社にとどまらず建設・道路管理分野でも広く活用されている。

カプサイシン(とうがらしの辛み成分)を活用した「防鼠シート」は信号機器ケーブルの噛みつき被害を防止し、現在はJRE MALLで一般販売も開始した。

1日1件以上のペースで40年続く現場発イノベーション。建設・インフラ業界への横展開を加速


JR東日本では年間約380件という1日1件以上のペースで現場社員が技術開発に取り組んでおり、グッドデザイン賞・インフラメンテナンス大賞・文部科学大臣表彰など社外からも高い評価を受けてきた。

GENICHIブランドの始動により、これまで埋もれがちだった現場発の優れた開発品を鉄道以外の多様な分野へ広く普及させることを目指す。主な開発品は2026年5月開催の「第2回 鉄道技術展・大阪2026」でも展示予定だ。








WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。