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網戸端材の廃プラをコンクリート補強材に。大和ハウス工業ら4社が再生材料50%以上配合のPP短繊維「アミチップ」と新散布工法を開発
大和ハウス工業・フジタ・バルチップ・関西化学工業の4社は、廃プラスチックなどの再生材料を50%以上配合したコンクリート補強用再生ポリプロピレン短繊維「アミチップ」を開発した。
あわせて大和ハウス工業とフジタは、ミキサー車の洗浄作業を不要にする新たな散布工法「マクチップ工法」も開発した。
「アミチップ」の名称は「網(アミ)」戸端材を再利用した「チップ」形状のPP短繊維であることに由来する。
(アミチップ)
大和ハウス工業の全国8工場から年間約2トン発生する網戸端材は引張強度に優れたプラスチックだが、これまではサーマルリサイクル(焼却によるエネルギー利用)に留まっていた。
4社はこの網戸端材と製糸性に優れた再生材料をバルチップのバージン材料と独自の配合で組み合わせることで、再生材料比率50%以上を達成しながらJIS基準を満たす引張強度と製糸性を確保した。
製品1トン当たり従来のPP短繊維と比べて約740kgのCO2削減効果があり、2トンの網戸端材をマテリアルリサイクルに転換することで約8,100kgのCO2削減、これはスギ約580本分の年間CO2吸収量に相当する。
(製品化イメージ)
「マクチップ工法」は従来の混練工法の課題を解決するために開発された。
従来はミキサー車のドラム内でPP短繊維を混ぜていたため、打設後に毎回ドラム内の洗浄が必要で現場作業の負担が大きかった。
(「マクチップ工法」の流れ)
(フジタ技術センター付属棟「続」での施工例)
新工法ではコンクリート打設後に硬化前の表面へ散布機でPP短繊維を散布し、タンピングで内部に埋め込む方法を採用することで洗浄作業を不要にした。
表層のみを補強する設計のため使用量削減と材料費低減も実現しており、フジタの技術センター付属棟「続(つづく)」(2025年9月竣工)で初めて実際の施工に適用された。
あわせて大和ハウス工業とフジタは、ミキサー車の洗浄作業を不要にする新たな散布工法「マクチップ工法」も開発した。
工場から出る網戸端材を原料に再活用。従来製品と同程度の引張強度を確保
「アミチップ」の名称は「網(アミ)」戸端材を再利用した「チップ」形状のPP短繊維であることに由来する。
(アミチップ)大和ハウス工業の全国8工場から年間約2トン発生する網戸端材は引張強度に優れたプラスチックだが、これまではサーマルリサイクル(焼却によるエネルギー利用)に留まっていた。
4社はこの網戸端材と製糸性に優れた再生材料をバルチップのバージン材料と独自の配合で組み合わせることで、再生材料比率50%以上を達成しながらJIS基準を満たす引張強度と製糸性を確保した。
製品1トン当たり従来のPP短繊維と比べて約740kgのCO2削減効果があり、2トンの網戸端材をマテリアルリサイクルに転換することで約8,100kgのCO2削減、これはスギ約580本分の年間CO2吸収量に相当する。
(製品化イメージ)コンクリート打設後に表面へ散布・埋め込む「マクチップ工法」でミキサー車洗浄を廃止
「マクチップ工法」は従来の混練工法の課題を解決するために開発された。
従来はミキサー車のドラム内でPP短繊維を混ぜていたため、打設後に毎回ドラム内の洗浄が必要で現場作業の負担が大きかった。
(「マクチップ工法」の流れ)
(フジタ技術センター付属棟「続」での施工例)新工法ではコンクリート打設後に硬化前の表面へ散布機でPP短繊維を散布し、タンピングで内部に埋め込む方法を採用することで洗浄作業を不要にした。
表層のみを補強する設計のため使用量削減と材料費低減も実現しており、フジタの技術センター付属棟「続(つづく)」(2025年9月竣工)で初めて実際の施工に適用された。
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