九州地方の最南端に位置する、鹿児島県。九州地方で一番面積が広く、薩摩半島と大隅半島の2つの半島が鹿児島湾を囲む。
県土の半分以上を占めるのが、火砕流・火山灰などの堆積物であるシラス台地だ。
その水捌けの良い土壌を生かしてサツマイモやお茶などの農業が発展してきた一方で、豪雨時には侵食や崩壊の恐れがあるため、長年に渡って治山・砂防などの災害対策が重点的に進められてきた。
また、今も火山活動を続ける桜島がある上、離島や山間部も多く、インフラの維持や災害時の迅速な復旧が求められている。
こうした環境において、建設・土木業は、地域のライフラインを守るために非常な重要だ。鹿児島県で実績を積み重ねてきた建設・土木企業の15社を紹介する。
1951年に創業した、建築・土木・港湾まで網羅する県内有数の総合建設会社。売上も県内トップクラスで、九州全域に施工実績を積み重ねてきた。
鹿児島県内では、鹿児島銀行本店や城山ホテル鹿児島の改修工事といった地元のシンボリックな建物のほか、鹿児島県庁舎関連施設の整備事業も手がける。

南九州自動車道や桜島砂防など、災害と向き合うインフラ整備にも貢献。また、県内の総合建設業で初めて経済産業省が定めるDX認定制度において認定を受けた、デジタル技術に強い企業でもある。
1947年に創業した、鹿児島県はじめ南九州地域に根ざす大手ゼネコン。
鹿児島市に本社がある他、関連会社は建設関連事業・レジャー施設・アミューズメント施設など複数社あり、鹿児島県のまちづくりを牽引してきた。

県内の大規模公共施設を数多く施工し、港湾護岸や臨港道路整備など、海と都市をつなぐインフラにも強みを持つ。鹿児島県の優良工事表彰など、受賞実績も多数。
1959年に創業。全国でもレアなPC(プレストレストコンクリート)技術を強みに展開する、鹿児島県で唯一のPC橋梁工事専門会社。

絶景スポットとしても知られる新曽木大橋をはじめ、PC橋梁の建設が事業の核であり、利便性の向上や災害に強いまちづくりに貢献。
鹿児島市に本社を構えながら、関東から沖縄まで支店や営業所があり、全国の社会基盤を支えている。アフリカなど海外での施工実績もあり、その高い技術力には定評がある。
1949年に創業した、公共工事を中心に実績を重ねる地域密着型業。中でもトンネル、港湾、ダム、舗装工事の施工技術は県内でもトップクラス。
(画像元:丸福建設WEBサイトより引用)
台風で防波堤の転倒などの被害を受けた屋久永田港の災害復興工事では被害の拡大を防ぎ迅速に港の機能を回復させた。
また、学校などの建築工事の実績も多く、地域を支える基盤づくりを担う。令和6年度 九州地方整備局 国土交通行政功労表彰の受賞も。
1948年に創業。本社は鹿児島県肝属郡肝付町にあり、大隅半島を中心に土木工事、建築工事を行う。
木造建築は県内トップの実績を持つとともに、東九州自動車道をはじめとした高速道路建設をはじめ、河川・砂防工事、港湾工事、農林・農村整備工事なども手がけてきた。
(画像元:山佐産業WEBサイトより引用)
令和6年度BCP「事業継続力強化計画認定」(災害などの緊急事態において、事業資産の損害を最小限にとどめ、事業の継続や復旧を実現するための計画)を取得し、経済産業省九州経済産業局長より認定された。
山佐ホールディンググループとして、住宅・家具・林業など、多彩なバックグラウンドを持つ。
1933年に創業し、戦後は旧加世田市(現・南さつま市)を拠点とした。

建築を事業の軸とし、前原総合病院、鹿児島純心女子大学、鹿児島市立美術館など、文化・福祉施設から共同住宅まで、誰もが知るような建築物を手がけてきた。
鹿児島市建築文化賞や鹿児島市景観まちづくり賞など、建築分野での受賞実績も多い。
1921年創業し、2019年には県内大手である吉留建設(株)を吸収合併。鹿児島市に本社があり、鹿児島県と宮崎県に拠点を持つ老舗企業。
(画像元:森山(清)組WEBサイトより引用)
鹿児島港の改修工事など、河川・道路・砂防分野に強みを持ち、災害対策工事やインフラ整備で地域に貢献。
点群データや3Dモデルで安全性向上を実現した鹿児島3号伊勢渕地区地盤改良工事が令和7年度インフラDX活用優秀施工業者を受賞するなど、デジタル技術も積極的に取り入れている。
1921年に創業し、100年以上の歴史がある老舗ゼネコン。鹿児島県内の道・橋・港・トンネル・ビルなどの構築物を数多く施工してきた。
(画像元:米盛建設WEBサイトより引用)
特に港湾事業は県内でもトップレベルの技術力で、自社船・機械等保有数も多数。
休みやすい環境整備や資格取得サポート制度などが評価され、令和8年には「かごしま『働き方改革』推進企業」に認定された。
グループ企業には、アスコン製造、生コン製造、コンクリートパイル製造などの会社があり、ネットワーク力も強み。
1948年に創業した、鹿児島市の総合建設会社。「南に生まれ、南に生きる」の社名が示す通り地域密着型の企業であり、地域の発展や地域の安全・安心を支え、建築・土木の両軸で実績を持つ。
(画像元:南生建設WEBサイトより引用)
保育園や福祉施設、住宅など、地域の暮らしを支える建築物の施工も多く、タイル・れんが・ブロック工事、鋼構造物工事、解体工事など、幅広い工事を手がける。
1942年に創業。霧島市を拠点に、河川改修や堤防管理、道路整備など、防災インフラ分野での実績多数。

団地の造成や指定管理施設運営、フェスなどのイベントの開催やボランティアでの環境美化活動など、地域貢献にも力を注いでいる。
週休二日、定時退社推進など、働きやすさを大切にした職場づくりも行う。
1958年に奄美大島で創業。現在も奄美市に本社と事業所を構え、港湾、土木、建築の3軸で事業を手がける。

台風が多い奄美大島やその付近において、名瀬港防波堤や中之島災害復旧工事などを担い、防災や災害復興に寄与してきた。
また、従業員のワークライフバランスの充実を目指しており、経済産業省の健康経営優良法人認定制度に基づく、「健康経営優良法人2025」に認定された。
1954年に創業した、鹿児島市にある総合建設会社。住宅の新築・リノベーション、リフォームから、民間の大型工事、公共工事、店舗開発、不動産仲介といった幅広い建築関連事業を手がける。
(画像元:内村建設WEBサイトより引用)
地域交流の拠点となるコーヒースタンド「haf coffee stop」の展開や、公園型バスケットボールコート「KANMACHI Hoop Park」のオープンなど、コミュニティ形成を創出するまちづくりにも寄与。
1949年に建築工事・土木工事を主軸とした地域の総合建設業としてスタートし、現在は建築・土木に加え、リフォーム、マンション改修なども手がけている。

鹿児島市の本社のほか、5拠点があり、温泉施設・福如雲の改修工事や、桜島地区治山工事など、地域に根差した工事を担ってきた。
建築本部には2022年より「DX事業」が発足され、3D CAD・BIMなどデジタル技術を活用した施工が行われている。
1951年に創業した、鹿児島県姶良市にある建設会社。主に国土交通省・防衛省・文部科学省などの省庁や鹿児島県下の公共工事を主に手がけ、道路改良、舗装工事をはじめ、橋梁工事、河川改修、農村整備、水道工事など、地域のインフラを支えてきた。

2018年に県道隼人加治木線で路肩が崩壊した際は、24時間体制で復旧作業を敢行し、市街地と空港を結ぶ重要道路を1日で通行再開させたことも。
1951年に創立。主に、種子島・屋久島エリアを含む離島地域において、港湾・土木・建築工事を展開するゼネコン。
(画像元: 藤田建設興業WEBサイトより引用)
種子島の北部に位置する西之表市に本社を構え、鹿児島市の本店と屋久島営業所がある。
空港・港・道路整備等の交通インフラ、消防署や学校の建築工事をメインに手がけ、例えば西之表港やよきの農道などの施工実績がある。鹿児島県熊毛支庁建設部長 優良工事表彰の実績も多数。
県土の半分以上を占めるのが、火砕流・火山灰などの堆積物であるシラス台地だ。
その水捌けの良い土壌を生かしてサツマイモやお茶などの農業が発展してきた一方で、豪雨時には侵食や崩壊の恐れがあるため、長年に渡って治山・砂防などの災害対策が重点的に進められてきた。
また、今も火山活動を続ける桜島がある上、離島や山間部も多く、インフラの維持や災害時の迅速な復旧が求められている。
こうした環境において、建設・土木業は、地域のライフラインを守るために非常な重要だ。鹿児島県で実績を積み重ねてきた建設・土木企業の15社を紹介する。
1.渡辺組
1951年に創業した、建築・土木・港湾まで網羅する県内有数の総合建設会社。売上も県内トップクラスで、九州全域に施工実績を積み重ねてきた。
鹿児島県内では、鹿児島銀行本店や城山ホテル鹿児島の改修工事といった地元のシンボリックな建物のほか、鹿児島県庁舎関連施設の整備事業も手がける。

(画像元:渡辺組WEBサイトより引用)
南九州自動車道や桜島砂防など、災害と向き合うインフラ整備にも貢献。また、県内の総合建設業で初めて経済産業省が定めるDX認定制度において認定を受けた、デジタル技術に強い企業でもある。
2.株式会社植村組
1947年に創業した、鹿児島県はじめ南九州地域に根ざす大手ゼネコン。
鹿児島市に本社がある他、関連会社は建設関連事業・レジャー施設・アミューズメント施設など複数社あり、鹿児島県のまちづくりを牽引してきた。

(画像元:植村組WEBサイトより引用)
県内の大規模公共施設を数多く施工し、港湾護岸や臨港道路整備など、海と都市をつなぐインフラにも強みを持つ。鹿児島県の優良工事表彰など、受賞実績も多数。
3.コーアツ工業株式会社
1959年に創業。全国でもレアなPC(プレストレストコンクリート)技術を強みに展開する、鹿児島県で唯一のPC橋梁工事専門会社。

(画像元:コーアツ工業WEBサイトより引用)
絶景スポットとしても知られる新曽木大橋をはじめ、PC橋梁の建設が事業の核であり、利便性の向上や災害に強いまちづくりに貢献。
鹿児島市に本社を構えながら、関東から沖縄まで支店や営業所があり、全国の社会基盤を支えている。アフリカなど海外での施工実績もあり、その高い技術力には定評がある。
4.丸福建設
1949年に創業した、公共工事を中心に実績を重ねる地域密着型業。中でもトンネル、港湾、ダム、舗装工事の施工技術は県内でもトップクラス。
(画像元:丸福建設WEBサイトより引用)台風で防波堤の転倒などの被害を受けた屋久永田港の災害復興工事では被害の拡大を防ぎ迅速に港の機能を回復させた。
また、学校などの建築工事の実績も多く、地域を支える基盤づくりを担う。令和6年度 九州地方整備局 国土交通行政功労表彰の受賞も。
5.山佐産業株式会社
1948年に創業。本社は鹿児島県肝属郡肝付町にあり、大隅半島を中心に土木工事、建築工事を行う。
木造建築は県内トップの実績を持つとともに、東九州自動車道をはじめとした高速道路建設をはじめ、河川・砂防工事、港湾工事、農林・農村整備工事なども手がけてきた。
(画像元:山佐産業WEBサイトより引用)令和6年度BCP「事業継続力強化計画認定」(災害などの緊急事態において、事業資産の損害を最小限にとどめ、事業の継続や復旧を実現するための計画)を取得し、経済産業省九州経済産業局長より認定された。
山佐ホールディンググループとして、住宅・家具・林業など、多彩なバックグラウンドを持つ。
6.前田組
1933年に創業し、戦後は旧加世田市(現・南さつま市)を拠点とした。

(画像元:前田組WEBサイトより引用)
建築を事業の軸とし、前原総合病院、鹿児島純心女子大学、鹿児島市立美術館など、文化・福祉施設から共同住宅まで、誰もが知るような建築物を手がけてきた。
鹿児島市建築文化賞や鹿児島市景観まちづくり賞など、建築分野での受賞実績も多い。
7. 森山(清)組
1921年創業し、2019年には県内大手である吉留建設(株)を吸収合併。鹿児島市に本社があり、鹿児島県と宮崎県に拠点を持つ老舗企業。
(画像元:森山(清)組WEBサイトより引用)鹿児島港の改修工事など、河川・道路・砂防分野に強みを持ち、災害対策工事やインフラ整備で地域に貢献。
点群データや3Dモデルで安全性向上を実現した鹿児島3号伊勢渕地区地盤改良工事が令和7年度インフラDX活用優秀施工業者を受賞するなど、デジタル技術も積極的に取り入れている。
8. 米盛建設株式会社
1921年に創業し、100年以上の歴史がある老舗ゼネコン。鹿児島県内の道・橋・港・トンネル・ビルなどの構築物を数多く施工してきた。
(画像元:米盛建設WEBサイトより引用)特に港湾事業は県内でもトップレベルの技術力で、自社船・機械等保有数も多数。
休みやすい環境整備や資格取得サポート制度などが評価され、令和8年には「かごしま『働き方改革』推進企業」に認定された。
グループ企業には、アスコン製造、生コン製造、コンクリートパイル製造などの会社があり、ネットワーク力も強み。
9.南生建設株式会社
1948年に創業した、鹿児島市の総合建設会社。「南に生まれ、南に生きる」の社名が示す通り地域密着型の企業であり、地域の発展や地域の安全・安心を支え、建築・土木の両軸で実績を持つ。
(画像元:南生建設WEBサイトより引用)保育園や福祉施設、住宅など、地域の暮らしを支える建築物の施工も多く、タイル・れんが・ブロック工事、鋼構造物工事、解体工事など、幅広い工事を手がける。
10. 福地建設株式会社
1942年に創業。霧島市を拠点に、河川改修や堤防管理、道路整備など、防災インフラ分野での実績多数。

(画像元:福地建設WEBサイトより引用)
団地の造成や指定管理施設運営、フェスなどのイベントの開催やボランティアでの環境美化活動など、地域貢献にも力を注いでいる。
週休二日、定時退社推進など、働きやすさを大切にした職場づくりも行う。
11. 竹山建設
1958年に奄美大島で創業。現在も奄美市に本社と事業所を構え、港湾、土木、建築の3軸で事業を手がける。

(画像元:竹山建設WEBサイトより引用)
台風が多い奄美大島やその付近において、名瀬港防波堤や中之島災害復旧工事などを担い、防災や災害復興に寄与してきた。
また、従業員のワークライフバランスの充実を目指しており、経済産業省の健康経営優良法人認定制度に基づく、「健康経営優良法人2025」に認定された。
12 内村建設株式会社
1954年に創業した、鹿児島市にある総合建設会社。住宅の新築・リノベーション、リフォームから、民間の大型工事、公共工事、店舗開発、不動産仲介といった幅広い建築関連事業を手がける。
(画像元:内村建設WEBサイトより引用)地域交流の拠点となるコーヒースタンド「haf coffee stop」の展開や、公園型バスケットボールコート「KANMACHI Hoop Park」のオープンなど、コミュニティ形成を創出するまちづくりにも寄与。
13. 坂本建設
1949年に建築工事・土木工事を主軸とした地域の総合建設業としてスタートし、現在は建築・土木に加え、リフォーム、マンション改修なども手がけている。

(画像元:坂本建設WEBサイトより引用)
鹿児島市の本社のほか、5拠点があり、温泉施設・福如雲の改修工事や、桜島地区治山工事など、地域に根差した工事を担ってきた。
建築本部には2022年より「DX事業」が発足され、3D CAD・BIMなどデジタル技術を活用した施工が行われている。
14. 山藤建設
1951年に創業した、鹿児島県姶良市にある建設会社。主に国土交通省・防衛省・文部科学省などの省庁や鹿児島県下の公共工事を主に手がけ、道路改良、舗装工事をはじめ、橋梁工事、河川改修、農村整備、水道工事など、地域のインフラを支えてきた。

(画像元:山藤建設WEBサイトより引用)
2018年に県道隼人加治木線で路肩が崩壊した際は、24時間体制で復旧作業を敢行し、市街地と空港を結ぶ重要道路を1日で通行再開させたことも。
15. 藤田建設興業株式会社
1951年に創立。主に、種子島・屋久島エリアを含む離島地域において、港湾・土木・建築工事を展開するゼネコン。
(画像元: 藤田建設興業WEBサイトより引用)種子島の北部に位置する西之表市に本社を構え、鹿児島市の本店と屋久島営業所がある。
空港・港・道路整備等の交通インフラ、消防署や学校の建築工事をメインに手がけ、例えば西之表港やよきの農道などの施工実績がある。鹿児島県熊毛支庁建設部長 優良工事表彰の実績も多数。
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