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デジコン編集部 2026.4.1

ノイズ除去85%削減・作業時間1/10など実績続々。ゼンリングループのAI点群処理「ScanX」が建設現場の活用事例を公開

CONTENTS
  1. 「1日かかっていたノイズ除去が1時間に」「作業時間が10分の1に」。現場の数字が語る効果
  2. 2027年度の3Dモデル工事契約図書化を見据え、点群データ活用は急務に
ゼンリンは2026年3月30日、グループ会社ローカスブルー株式会社が提供するAI搭載のオンライン点群処理ソフトウェア「ScanX」について、建設業4社の最新活用事例を公式ウェブサイトで公開した。

ScanXは3次元点群データをAIで自動分類し、3D設計データなどと重ね合わせて現場の状況解析や工事進捗管理を効率化するクラウド型サービスだ。

国土交通省のNETIS推奨技術認定とi-Construction大賞の国土交通大臣賞受賞という公的評価も持ち、10,000件以上の現場での活用実績を積み重ねている。

「1日かかっていたノイズ除去が1時間に」「作業時間が10分の1に」。現場の数字が語る効果


今回公開された4社の事例からは、ScanX導入前後の業務変化が具体的な数字で確認できる。

竹中土木では、従来丸1日以上かかっていた草木などのノイズ除去をAIが自動処理することで工数を85%削減し、1時間での処理を実現した。


土量計算の精度向上と、既存ソフトとの最適な併用運用によるワークフロー全体の刷新も達成している。


日本工営都市空間では植生・構造物の分類に多くの時間を要していた工程がScanX導入により作業時間を10分の1以下に短縮。



こぶし建設(北海道岩見沢市)では「手作業で半日」かかっていたデータ処理が1時間に短縮され、人手不足やPC性能という現場課題を克服しながら属人化からの脱却も実現した。



鴻池組では数十GBの点群データをURLひとつで伝達できる環境を構築し、現場への速報共有から施工計画の事前検討まで活用の幅を大きく広げている。




2027年度の3Dモデル工事契約図書化を見据え、点群データ活用は急務に


国土交通省はi-Construction 2.0のもと、2027年度から3Dモデルを工事契約図書として本格導入することを予定しており、建設・土木現場での3次元データ活用の重要性はさらに高まる。

ScanXは災害前後の点群データ比較による建物被害状況の把握にも対応しており、建設現場の施工管理にとどまらない社会インフラとしての活用が期待される。






WRITTEN by

デジコン編集部

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