ツール紹介
デジコン編集部 2026.3.23

写真を撮るだけで台帳が完成。NITACOが工事写真の整理・写真帳作成をAI自動化する「写真台帳AI」β版を公開

CONTENTS
  1. 月40時間を奪ってきた「夜の写真貼り作業」をゼロに。
  2. 撮り漏れも自動検知。国土交通省基準の写真帳をワンクリックで出力
NITACOは2026年3月23日、工事写真をアップロードするだけで黒板情報をAIが自動読取し、工種・部位ごとに分類したうえで写真帳をワンクリックで生成する建設業特化のクラウド型写真管理システム「写真台帳AI」のβ版を公開した。

手書き黒板・電子黒板・プリント黒板のすべてに対応し、読取精度は97%以上。1,000枚を超える大量写真でも数分で自動分類し、未撮影の工種をマトリクスで可視化して撮り漏れを工事完了前に検知する。初期費用不要で即日利用が可能だ。

月40時間を奪ってきた「夜の写真貼り作業」をゼロに。


建設現場の工事写真管理は、長年「撮って、選んで、貼って、書く」という手作業の連続だった。

現場監督が1日に撮影する写真は平均50〜100枚。1現場で数千枚に達することもある写真を工種・部位・撮影日ごとにフォルダ分けし、1枚ずつExcelの台帳テンプレートに貼り付け、黒板の情報を目視で転記する——。

この一連の作業に、現場監督1人あたり月20〜40時間が費やされてきた。

複数現場を掛け持ちする場合は夜間・休日の事務作業が常態化し、担い手不足がさらに追い打ちをかけている。

写真台帳AIはこの「当たり前の非効率」に正面から挑んだサービスだ。

撮り漏れも自動検知。国土交通省基準の写真帳をワンクリックで出力


写真台帳AIの操作は、写真をアップロードするだけで完結する。AIが写真内の黒板を自動検出し、工事名・工種・部位・撮影日・施工者名を読み取って工種別・部位別に自動分類する。雨天や逆光で文字が読みにくい写真でも97%以上の精度で対応できる。

撮り漏れについては、工種×部位のマトリクスを自動生成して未撮影の箇所をハイライト表示することで、竣工検査の直前になって発覚するという現場の「悪夢」を未然に防ぐ。

分類が完了した写真からはレイアウトを選んでワンクリックするだけで、国土交通省基準に準拠した写真帳をExcel・PDF形式で出力できる。

協力業者向けの写真共有リンク機能も備えており、下請事業者が撮影した写真もクラウド上で一元管理できる点も実務への定着を後押しする。









WRITTEN by

デジコン編集部

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