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デジコン編集部 2026.3.18

DeepXがJRA栗東トレセンで振動ローラーの自動運転実証に成功。競馬場の馬場管理にも自動化

CONTENTS
  1. 1日の取り付けと調整だけで自動運転が可能に。広路・狭路登坂の双方で確認
  2. 建設・土木分野で培った自動転圧技術が、馬場管理という新領域へ展開
株式会社DeepXは2026年3月、JRA栗東トレーニングセンターの協力のもと、同センター内の馬場を対象に振動ローラー自動運転システムの実証を実施し、馬場メンテナンス作業への適用可能性を確認したと発表した。

栗東トレーニングセンターは計7つの馬場を保有しており、その維持・管理には多くの人員と重機を必要とする。

近年は人手不足の影響もあり、馬場メンテナンスに関わる現場負担の増加が課題となっていた。

1日の取り付けと調整だけで自動運転が可能に。広路・狭路登坂の双方で確認


今回の実証で使用したのは、DeepXが提供する後付け型ローラー自動運転システム「GeoControl Roller」だ。

現場での取り付けと調整作業をわずか1日で完了し、広路ウッドチップコースおよび狭路登坂ウッドチップコースという異なる条件の2コースにおいて、JRA職員が自動運転システムを実際に運用できることを確認した。


専任のオペレーターや特別なトレーニングなしに現場スタッフが扱えるという点は、慢性的な人手不足が続く施設管理の現場にとって大きな意味を持つ。

建設・土木分野で培った自動転圧技術が、馬場管理という新領域へ展開


DeepXは東京大学松尾研究室発のAIスタートアップとして、建設・土木現場での重機自動化に取り組んできた。

GeoControl Rollerは、もともと転圧工事の省人化・品質均一化を目的に開発されたシステムだが、今回の実証を通じて馬場管理という新たな適用領域の開拓にも成功した。

建設ICT分野で進む自動転圧技術が、インフラ工事以外の「地面の管理」という場面にも応用範囲を広げつつあることを示す事例として注目される。







WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

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