行政・政策
デジコン編集部 2026.3.17

第10回「ものづくり日本大賞」内閣総理大臣賞。国土交通省関係で竹中工務店の地盤浄化技術など3件が受賞

CONTENTS
  1. 竹中工務店が汚染地盤の高速バイオ浄化技術で受賞。浄化期間・コスト・CO2を大幅削減
  2. 建設マスターの関電工・三枝晃氏、30年の電気工事経験と技術開発で顕彰
国土交通省は2026年3月16日、経済産業省・厚生労働省・文部科学省と合同で、第10回「ものづくり日本大賞」内閣総理大臣賞の受賞者を発表した。

全8件25名の受賞のうち、国土交通省関係では3件5名が選出された。表彰式は3月下旬頃に開催予定。

「ものづくり日本大賞」は、製造・生産現場の中核人材や熟練技能者、若年人材など「ものづくり」に携わる各世代の優秀な人材を顕彰するもので、2005年より2年に1度開催されており、今回で節目の10回目を迎える。

竹中工務店が汚染地盤の高速バイオ浄化技術で受賞。浄化期間・コスト・CO2を大幅削減


建設分野で注目を集めるのが、株式会社竹中工務店・株式会社竹中土木による「汚染地盤の加温式原位置高速バイオ浄化技術」だ。舟川将史氏ほか2名が受賞した。



本技術は、再開発や国土利用の阻害要因となっている汚染地盤に対し、地盤を加温することで地中の微生物が揮発性有機化合物を分解する働きを最大限に活性化させるもの。

蛍光トレーサによる浄化剤の拡散状況の可視化と、温度・濃度を自動制御する注入制御システムを組み合わせた。

従来の原位置バイオ浄化と比較して浄化期間が約50%短縮、コストおよびCO2排出量が約20%削減。

現在主流の掘削除去工法と比較した場合はコスト・CO2ともに約50%減という大幅な改善を実現している。

建設マスターの関電工・三枝晃氏、30年の電気工事経験と技術開発で顕彰


「優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)」受賞者として選出されたのは、株式会社関電工の電気工・三枝晃氏(49歳)だ。


30年にわたり電気設備工事に従事し、電力量計の取付けに必要な結線確認試験器をメーカーと共同開発して現場の作業省力化に貢献。

技能五輪全国大会での2年連続入賞、東京都優秀技能者(東京マイスター)への認定に加え、職業能力開発大学校での指導員研修講師としての後進育成活動も評価された。


国土交通省関係の3件目は、水素燃料電池・リチウムイオンバッテリー・バイオディーゼルのハイブリッド推進システムを搭載したCO2排出ゼロの世界初の小型旅客船「HANARIA」を開発・実用化した本瓦造船株式会社の本瓦誠氏(55歳)が「新発想の革新的船舶の開発・実用化」で受賞している。




WRITTEN by

デジコン編集部

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